自己記録のヒラマサ!   [藤本純子]







時化の為、当日朝5時の予報で出船できるか判断される事となった。
大雨も想定し荷物を再確認していると携帯が鳴った、
武蔵丸さんからだ。
壱岐を超えると2.5m予報だが、先に出船された遊漁船(中止が多い中)
からの情報によれば荒れておらず大丈夫だと言う事で遅目の出港となった。 

午前9時30分~七里ケ曽根に到着。
やや揺れるが先ずはジギングからスタート。
水深は80m~。
スイムライダー200グラムを投下。
着底を3回繰り返したがラインの先は遠く沖まで出ており横向きになっている。
苦戦しそう…

そんな雰囲気を打ち消すように『鮪が出た!!』と大きな声がする。
仰け反って左前方に目をやると、2~30m先でデカい水柱が
2発!3発!!!と出ている。
まだ続くならば、投げに行こうとした時友人の投げたルアーが目の前で
ズバッと決まった!! 
揺れる中、安心したファイトで30キロ程の黒鮪が上がった。(*^ω^*)





単発鮪もどこかへ去り、ジギングを再開。
風が強く船もジグもどんどん流されて行く。
水深は84m~。スイムライダー200グラムから230グラムへと替えるが反応鈍し… 
ややアピールのグリーンホロ200グラムを選びラインを出し更に広範囲で探る。 
底から20m早巻きしワンピッチショートで50mをシャクる。
繰り返していると隣の方にショートバイト!! が、のらない。
おそらく小型のヤズのようだ。
食いが渋い…
次の流しに入り少しロングジャークを加え変化をつけると、ガッッ!とフッキング☆
グイグイ突っ込んで行く!!
ヤズの多い中、ヒラマサがヒットした。



 ポツポツだがアタリが出だし隣の方はシルバーホロでヤズをゲット。
干潮から上げの潮がイキだしたようだ。 
ミヨシ側ではネリゴとヤズがヒットし私にもヤズがヒットした。







風はやや弱まったが、潮までスカスカになってきたので場所を大きく移動。
20分は走っただろうか、水深は45m~。
かなり浅めだが漁探の反応は良い。
ジグも150→130→110グラムに変更。

時間的にも最終ポイント。
数回シャクってみたが水深浅く魚影も中層に集中しているので
キャスティングに切り替えた方が出そうだ…。

宮本船長に『投げようかなぁ』と一言。 
『出ると思うよ~鮪もいるからドラグユルメておいたが良かろ~ね』と返って来た。
設定は4~5キロ弱フルキャストせず、軽めに投げた。
50mは飛んだかな?
案の定3~4キロのヤズかヒラゴがチェイスしてきた。
あ~喰っちゃうよ~
バシュッ!!
早速ノッテしまった。(^。^;)
君じゃぁ無いんだ!!
『ジーーーッ』
ゆるいから走っちゃうと出るんだなぁ~ 『ジーーッ』
船長からも締めないかんねぇ~(笑)と言われドラグノブをジワジワ締めつつ
ハズレろ~バレろぉ~と言っても聞かずに逃げるヤズ。
ルアー回収並みに巻いていると目の前15mくらいで
水面直下デカい魚体がギラリと横切った!?
ハアアアアァ!?
(。Д。;)
ヤズが襲われた!?
嫌、ルアーを横取りしたのか!?!?
しかも反転して突っ込む姿は10キロはある!!?
一瞬の出来事に頭が白くなった。 
今まで暴れていたヤズがヒラマサに入れ代わったのだ!!!!!
猛烈にロッドがしなる。
慌てて合わせを入れるがスプールが見たことも無い速さで『ギャルルルルーー!!!』
高速回転している。
とても手では止めら無い。
踏ん張るのでイッパイイッパイ(;`皿´)





ファーストランで20m~は走っただろうか…まだ締めてる途中だったのに(焦)
更にドラグを締めつつ足場をシッカリ確保。
セカンドランで10m~は出たみたいだが水深は45m。
これ以上走らせる訳にはイカナイ!! 
勝負を掛け更に締め頭をこちらに向かせた。 
そして遂に観念し姿を現した。
体高・厚さ・貫禄ある魚体に驚き感激した。 
大型のヒラマサだ。自己記録更新!!
18キロアップ ↑↑↑ ↑ 
こんな日が突然やって来るなんて思いもしなかった♪♪♪ 
わらしべ長者アングラー誕生です(笑) 

トリを無事飾り納竿

そして新たな課題が決まった。 
20キロオーバーへの壁だ。
何時超えられるのか… 
運だけでは無理な世界なんだろう… 

モンスターを求め次回に胸膨らませる事となった。






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