鉄ジグユーザーの鈴木彬斗様より、4月27日〜5月2日の小笠原カンパチレポートを頂きました。鈴木様は東京海洋大学釣り部に所属し、精力的に近海・遠征に釣行している23歳の若きアングラーです。
今回、夢の遠征先とはいえ潮流が緩く、非常に食いの渋い小笠原諸島だったとのこと。
そんななか、スイムライダー350gにて14.8kg、9.5kgヒレナガカンパチをキャッチいただきました。以下、鈴木様のレポートです。
今回、夢の遠征先とはいえ潮流が緩く、非常に食いの渋い小笠原諸島だったとのこと。
そんななか、スイムライダー350gにて14.8kg、9.5kgヒレナガカンパチをキャッチいただきました。以下、鈴木様のレポートです。
平成と令和を跨いだ4/27 日~5/2 日、カンパチを狙いに小笠原諸島は父島へ行ってまいりました。
今回は 10 連休とあっておがさわら丸のチケットを取るのにも苦労しましたが、何とか予定していた全員が今回の遠征に参加することができました。
初日は船旅疲れもあって、釣りの準備の後、全員早めに就寝しました。
1日目 父島〜南島沖
初日は薄曇り、風速も 8m 前後とやや吹いている状況で、ジギングにはちょうど良い気候でした。
はじめは南島沖の、水深 100m 前後のゆるい根周りからスタート。今回持ち込んだジグは 800g 台から 100g までですが、潮が緩く底取りが容易なため、500g から始め、少しずつウエイトを落としていきました。
小笠原といえど、潮が効かなければ魚の活性は低く、渋い状況が続きました。しかし南島沖をしばらく流すと、先輩の操るスピニングタックルにヒット。
掛かりが浅いのか、惜しくもフックアウトしますが、その後同じポイントで再び同じ方にビッグヒット!
ドラグが絞られますが、少し上で食わせたとのこと、また緩い起伏のポイントであることから、慎重なファイトで徐々に上がってきます。
斜めに浮かんできた大型の魚体にギャフ打ちが決まり、ご自身の自己記録でもある 14.6 ㎏のヒレナガカンパチを無事キャッチ!
全員が期待をもって次の流しに臨みます。
全員が期待をもって次の流しに臨みます。
その後もしばらく付近の根回りを釣り続けますが、カンパチの反応は得られず。しかし上の反応で先輩がナイスサイズのスマをキャッチ!
本土ではまずお目にかかれない 6.68 ㎏というサイズは小笠原ならでは。
初日はその後渋い状況が続き、ぽつぽつと根魚が上がる程度であり、自分も最後のポイントでバラハタとアカハタを釣って初日は終了、船中カンパチ 1 本という渋い結果となりました。
平成最後の日、渡船の方を沖磯で下した後、その近くの40〜50m の浅い根周りからスタート。
浅い水深のため、270g のジグを軽くキャストして斜め引きで探ります。すると自分の 2 投目の底を切った5シャクリ目でヒットし、3キロほどのヒレナガを釣ることができ、期待感が高まります。
初日より東風が吹き、引き続き潮の動かない海況から、船を西側の島回りへと向け、ポイントを転々としていきます。
午後の3時頃、風とうねりが落ち着いたタイミングで狙いを大型に絞った沖の 120m ラインに入ります。
30m 上までカンパチの反応は出ていますが、相変わらず潮は動いていないため、スピニングタックルにスイムライダー350g をセットし、初速を出したワンピッチジャークで探っていきます。
元のセッティングでは吸い込み重視の PE ラインで巻いたアシストフックを使っていました。このジャークではジグに抱きついてしまうため、次の流しから収縮チューブを被せたシーハンターで巻いたものに変えてみると、抵抗感がベストになったと感じられました。
その一投目、底切り後 20 シャクリ付近でドスンとティップが入りました。
何度か走り、巻きを繰り返した後、重量感のある魚が上がってきました。
3日目 南沖
3 日目は初日と同じ南沖からスタートしました。一投目、前日バランスが良いと感じたスピニングタックルとスイムライダー350g で、同じようにワンピッチジャークをしていると 10シャクリ目付近でヒット。
2 日間の傾向で、今回のように潮の流れが緩いときは、鉄ジグスイムライダー特有の水切りの良さ、浮遊感が、魚にスイッチを入れ、食わせるという流れを作りやすいのではないか、と感じます。
その後はさらに沖の深場から島回りなど船長に広く走って頂きましたが、夕刻までカンパチタイムは訪れず、代わりにバケアカムツや良型スマなど、南国らしい魚に癒されました。
夜は『洋風居酒屋 CHARA』さんに、持ち込んでいたカンパチ、スマ等をおいしく、美しく調理していただきました。カンパチとスマの刺し盛り、カンパチの兜の塩焼き、ハタ類のアクアパッツア、フライなど、どれも絶品でした。
最後に釣行を振り返って、ご一緒させていただいた遠征歴 10 年以上の先輩曰く、「間違いなくワースト 3 に入るレベルで渋い小笠原だった」とのこと。
3 日で 10 ㎏級が 3 本でも渋いと言わしめる小笠原の海のポテンシャルの高さを感じるとともに、また遠征先も必ずしもパラダイスではないということを考えさせられる釣行であったと思います。
その中でも良型を 2 日にわたってキャッチすることができたのは、小笠原の海を深く知った登地船長をはじめ、様々にアドバイスをくださった先輩方のサポートあってだと思います。あらためて皆様に感謝申し上げます。
TACKLE DATA
ROD:Hawk52H
REEL:SHIMANO SW10000PG
LINE:PE5 号+フロロ 30 号
HOOK:ヤマイ幻フック4/0 (PE30 号→シーハンター30 号に収縮チューブ)
(鈴木 彬斗)
鈴木様、平成最後、令和最初の魚を鉄ジグでの10kg級カンパチキャッチ、お見事です。
今後ともご活躍を期待しております!
今後ともご活躍を期待しております!
ご報告ありがとうございました!
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