2019年5月18日、19日 第5回ネイチャーボーイズ カップ IN 八丈島 大会結果[下中 桑太郎]



5月18日、19日に伊豆諸島八丈島で「第5回ネイチャーボーイズ カップ イン 八丈島」=ビッグオーシャン 主催、パパズイン後援=が開催されました。


今回は、参加者28名様が亜由丸、勢寿丸、清洋丸、第八幸漁丸、松丸の5隻に分かれて1日につき2尾(カンパチ、ヒラマサ、キハダ)の重量を競いました。




結果、個人の部では辻本様がキハダ2尾21.8kgをキャッチして優勝、チームの部ではチーム・バンビリターンズが26.82kgを揃えてチーム優勝となりました。

以下、レポートです。


前日までは東向の風が多少強く吹く予報。



午前8時過ぎ、八丈空港に参加者を乗せた旅客機が到着。
風が強めの予報だったが、パパ大津留さんの読み通り着陸できました。



パパさんによれば、八丈島は本島の南北に位置する八重根港、神湊港のいずれかの風裏で釣りが可能。強風や霧、雨などにより旅客機が欠便しなければ釣りが楽しめるのがこの島の強みとのことです。



各自レンタカーに荷物を積み込んでから開会式、大会の流れの説明に移ります。



弊社和田からの挨拶。



パパ大津留さんから状況の説明がありました。
このところずっと東風が吹いているので釣り場が西側に限定されるため、非常に難しい釣りになるものの泳がせ釣りでは大型カンパチが上がっているため確実に魚はいる。
また、中層から表層にキハダが回っているため幅広く探った方が良いとのことでした。



スタッフ柳賢太郎から大会ルールの説明があり、その後各チームリーダーがクジ引きで船割抽選を行います。

参加者はチームごとにレンタカーに乗り、パパズインとサンマリーナの2つの宿に分かれて釣りの準備。




11時、南側に位置する八重根港へ。
各船がお客様を乗せて一斉に出船となります。




東寄りの風が強い状況で、八重根港から西側の八丈小島周り水深100mから南西部の沖「タッチョウ」水深200m前後が主な釣り場となりました。


亜由丸、勢寿丸、清洋丸はタッチョウ方面へ、松丸と私が乗船する第八幸漁丸は、八丈小島方面に向かいます。



八丈小島前の水深130mから90mのカケアガリのポイントへ。



第八幸漁丸には、チーム・カサハラ4名とチーム八潮2名が乗船。


チームカサハラは、小野様、フィールドスタッフ庵原さんをはじめとしてスローピッチスタイルで、チーム八潮はオーソドックススタイルと思い思いのスタイルで釣りを開始します。





しばらくして、トモ2番に入っていたチーム八潮の柳澤さんにヒット!
一気に走り出す引きにロッドが弓なりに。



ロッドを立てつつ巻き上げて応戦しますが、バットエンドを当て直した瞬間に一気に走られてラインブレイク。かなりの大型カンパチらしい突っ込みでした。ヒットジグはカレントライダー220gナクイグロー。



その後、立て続けて柳澤さんにキハダらしいスピードのある引きが訪れますが、残念ながらランディング寸前にフックオフ。




しばらく八丈小島周りを探っていると、八丈小島沖周辺に鳥山が発生。
ボトムから表層まで濃いベイトの反応が出ており、キハダの反応が出ているようでした。



ここで気を吐いたのがフィールドスタッフの庵原氏。


6月発売予定のIRONFLICK AGGLESSIVE5104プロトタイプにスピンライダーディープ460gプロトタイプでキハダをヒット。


手慣れたファイトで10kg級をキャッチします。



ロッドは、アイアンフリックアグレッシブ5104プロトタイプ。


ジグは、スピンライダーディープ460gプロトタイプ。




これで波に乗った庵原氏はハイピッチショートジャークからのフォールアクションを織り交ぜて、小型ながらカンパチ2尾をキャッチします。






1尾目のヒットジグは、スピンライダーディープ460gプロトタイプ。




2尾目のヒットジグは、スピンライダーディープ360g(ピンクヘッド)。




ほぼ同じタイミングで松丸のトモ側でキハダらしき魚影がキャッチされていました。
松丸は最初からキハダの反応に狙いを絞っており、夕方の時合い2時間にカンパチを狙うプランを立てていたとのことでした。

その後も潮が緩く食い渋るなかで各船のアングラーはロッドを振り続けます。








午後5時帰港。

各船帰着後、パパズインで検量となります。
悔いの渋いなか多くのキハダと中小型カンパチが持ち込まれました。












各宿でシャワーを浴びたのち、午後7時より大賀郷の居酒屋大吉丸にて懇親会。




島料理とパッションサワーなど八丈島ならではの料理に舌鼓を打ちつつも、1日目の中間結果発表となります。





ジャンケン大会では盛り上がりをみせ散会となりました。




2日目は、午前4時半に宿から出発。
空が白み始めた5時に各船出船開始。



第八幸漁丸は、前日同様に八丈小島前の大型カンパチが狙えるポイントへ。
この日は潮流がさらに緩いながらも大鳥山が発生。魚探の反応も上から下まで真っ赤っかに。



しかし、なかなか口を使わない状況が続き、10時過ぎにタイムアップ。








定刻の11時に帰港後に検量。
この日もキハダに混じって、小型のカンパチやビンチョウ、ハタ類が持ち込まれました。









大会結果は以下の通りです。
●個人の部


優勝:辻本様 キハダ2尾 21.8kg スイムライダーショート175g 松丸


2位:吉田様 キハダ2尾 17.6kg 松丸


3位:庵原様 キハダ1尾カンパチ1尾11.3kg 第八幸漁丸







●チームの部
優勝:バンビリターンズ様26.82kg 松丸

2位:沖三昧様20.32kg   勢寿丸

3位:TMsv4様15.66kg








●ビッグワン賞
特別賞 稲留様








ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!!


なお、今回の優勝、2位及びチーム優勝ではスイムライダーショート175gでキハダを揃えた辻本様が優勝となりました。



イワシベイトについたキハダがスイムライダーショートの小刻みなジャークに反応したと推測されます。

●大会ヒットジグデータ
①スイムライダーショート175g(シルバーホロ、ブルーホロ)
②カレントライダー220g(ナクイグロー)
③スピンライダーディープ360g





【大会後記】

5月20日、八丈島大会後にスタッフ3名とお客様2名で実釣を行いました。

この日は清洋丸さんに乗船。
八丈小島と八丈島の間にある「瀬戸」に入ります。

ひと流し目からドラマが待っていました。
ディープローバー500gを初速をつけながらゆったりとしたワンピッチワンジャークしていた和田信一郎にビッグバイト!

水深150mから根のトップの90mでヒット!
しばしの重量感ある引き込みを慌てずリフトしてくると大型カンパチが浮上。









陸上計測27.5kgカンパチ。





喉奥からエラまで突き抜ける深いバイト。アイアンフックTS5/0がガッチリ突き抜けていました。





厳しい状況には変わらないものの、「やり続けているとポッと、大型が口を使う瞬間がある」というパパ大津留さんの言葉通りでした。



●大会後実釣にて27・5kgカンパチ参考タックル・和田信一郎
ROD:アイアンウィル585BW / IRONWILL585BW
REEL:OCEA JIGGER3000
LINE:AIRBRAID WILDEIGHT PE#4
JIG:鉄ジグ、DEEP ROBBER500g (SHININGGROW)
HOOK:IRONHOOK TS5/0
RING:TETSUWAN SPRITRING / 鉄腕スプリットリング
GLOVE:LEATHER FINGER GLOVE LL







(下中 桑太郎)

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