12月9日10日の2日間、広島在住の【鉄ジグをこよなく愛す男】若林さんと友人から山口県萩から出船して見島釣行へのお誘いを受けた。
もちろん即答でOKの返事を・・・がしかし、
前々日の7日に萩の船長より海況が良く無く中止の連絡(+_+)
すでに全員釣りモードに突入している為、諦めが着かず急遽、別のエリアでの釣行を計画。
今回は久しぶり8年ぶり位にアルバトロスさんにお世話に成ることに
無料休憩場も併設して有るので、長距離移動で深夜に到着した場合も車中泊ではなく布団で寝られるのでとても助かる。
今回は前日、兵庫の知合いの方より「地元、丹後のスペシャリスト、井上さんも同船しますよ」との連絡を頂き、楽しみも増えて併設の休憩所で一人ニヤニヤと缶ビールを3本程空けて就寝。
翌朝、3者3様のタックルで船上でご挨拶。
鉄組は鉄ジグヘビーユーザーの若林さんも居るから少し有利か?(笑)などと思いながら港から10分程度の最初のポイントへ。
1投目からハマチがヒット、いい感じである。
その後コンスタントに釣れ続け、同船の若林さんもスイムライダーショートでメジロをキャッチ。
ただ大トモの井上さんの釣れ方が違う。
アシスト、リアフックどちらにもWでハマチや、ほぼ1投1ヒット外れ無の状態。
10本ほど釣った所で井上さんの動きを観察に行く。
独特の「丹後ジャーク」と呼ばれる動き、それもこれまでに見た事の無い綺麗な動きの丹後ジャーク。
後で聞いた所、本人はそうは読んでいないが実は元祖丹後ジャークの生みの親、ミスター丹後ジャークで有ることが判り納得。
じっくりと観察して、あの動きは自分には真似が出来ないと思い自分なりに解釈した自分なりの丹後ジャークを試してみることに。
先ずジグをただ巻きでウォブリングアクションするスピンライダーの120gに変更。
ロットはレングスの長いアイアンウイップの622に。
着底からハイギヤで高速のただ巻き20~30m、そこからキレのあるフラップジャークを組み合わせてみる。思惑通り連続ヒットに持ち込めた。
その晩は今井船長のご厚意で船長宅で、お・も・て・な・し、の宴会。
その席で今井船長、井上さんお二人にその事、僕が思った丹後ジャークの解釈について尋ねてみると、
「丹後ジャークはあの船上の派手な動きに捉われて、皆あの動きを真似すれば良いと思っているけど、本当に気にしてもらいたいのは海中でのジグの動き。
高速のジャカジャカ巻きは派手にジグを見せて底に有る魚の反応から、やる気のある魚を持ち上げてくるアクション。
そして感度が盛り上がってやる気のある魚がジグに絡んできたところに大きく派手に竿を振り上げてジグを飛ばして滑空、その間で食わす、と言うもの。
アングラーの派手なアクションに気を取られて、その本質、意図を考えずに形ばかりを真似する人が多いけど魚の食性やエリア的なもので特殊な型に見えるけど基本的な所、【見せて、追わせて間を作って食わす】は普通のジギングと同じ」
との事でした。
スピンライダーの長めの、ただ巻きからのフラップジャークは有効だったと思えてテストで○を貰ったように、釣れたことよりも嬉しいお答えでした。
ハマチも数が伸びて、では本命の鰤狙いに白石へと1時間程走ります。
こらでも同じく長めの高速のただ巻きからのフラップジャークでメジロサイズですが2本キャッチ出来ました。
今回、気に成っていたリアフックの使用ですが、それもちゃんと教えて頂きました。
1年中使用はしない、冬場の時期だけの使用だそうです。
冬場は水温低下からの運動量の低下なのか?寒鰤と言われる様にメタボになるので泳ぎが遅くなるのか?ジグを追い抜いて頭から喰う事が減りジグを後ろから吸い込むバイトが増えるそうです。
今回も当って乗ってフッキングしようとするとズボッと抜ける当たりが何度もあり、ジグを後ろから吸い込み葉巻を咥えた様な状態でフッキングすると抜けると言うのが容易に想像出来る状態が何度も有りました。
リアフックは数釣りの為で無く、エリアの時期の魚の特性から来る必需品だと理解出来ました。
翌10日火曜日は早々に中止が決定となり、その夜は船長宅で釣りたてメジロで楽しい宴と成りましたが、その場所のエリア的な特性、シーズンパターンなど夜が更けるまでお話出来て本当に為に勉強に成る宴でした。
船長宅で出されたその地区の鰤の食べ方に血合いの部分をぶつ切りにしてごま油で和えて少し塩を振って食べるという物が有りましたが、これが正にレバ刺そっくり。激旨でしたよ。是非、お試しください。
丹後ではスピンライダーのただ巻きによるアクションと入力(ジャーク)後の横方向への飛び幅、滑空時間の長さ、ホバリングが非常に有効なアイテムに成ると思われた釣行でした。
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