2019年5月27日〜28日 沖縄県久米島42kgキハダ アイアンフリックアグレッシブ5103&ディープローバー380g 儀間漁港・祐太丸[パパ大津留]



今回は、ソルトワールド誌連載のエッセイ、その取材を兼ねた釣行。ネイチャーボーイズでは、お馴染みのテスター竹下恵介氏(親方)と、私の友人である岩田卓矢氏、それと編集長の大本氏(以下、敬称略)と一緒のパヤオでのマグロジギングだ。




74歳を越え、ジギング歴40年とキャリアだけは長い私だが、久米島は初めてのフィールドである。それは、知らない海、知らない場所での挑戦は簡単ではない。結果を出すよりも、まずは勉強と考えていた。




お世話になったのは、最近は特に人気の高い「祐太丸・比知屋船長」だが、何しろ、初めての船長なので、その流し方などに馴染むのも時間がかかる。更に持ち込んだメインタックルは近々発売予定のIRONFLICKAggressiveIFAB-5103で、始めて手にするロッドだ。



特にロッドは、リールやライン、メタルジグ、フックの種類や取り付ける位置によって、動かし方が微妙に変わる。今回はベイトリールに、エアブレイド/ワイルドエイトバーティカルPE4号を400m巻き込み、メタルジグはディープローバーの310グラム~380グラムをメインで考えていたので、潮流の捉え方、ジグの動きのイメージ、ロッドティップの跳ね返りによるラインスラッグの出方などなど、経験してみないと判らない事も多いのだ。





初日、中々の時化模様である。最初に入ったパヤオでは魚のストックがあまり多くないのか、アタリが少ない。ジグを追ってくる感触がない。わずかに表層のカツオや小型のキメジは当たるが、サイズ数とも伸びないので次のパヤオに向かう。シケの中で移動時間も長く、筋肉疲労は無いが波を被り濡れると体感の温度が奪われるので、動きも鈍くなるだろうか。


3つ目のパヤオに移動したところで、水中パヤオではないが中層200mから120mに大型の反応があるという、早速スピニングタックルで早いジャークを繰り返す岩田にアタリがあり、IRONWILL595+PFスピニングが大きく撓む。


そして、彼の安定したやり取りからすぐに浮かび上がったのが20kgクラスのキハダマグロ。船長は手際よくランディングした。


ロッドは、IRONWILL595+PFスピニング
ヒットジグは、スイムライダーショート


船長の話などで、久米島のパヤオジギングで通常に使われるのは200g250gのジグを使い、スローピッチのジャークが主流らしい。ただ、細いラインでのスローピッチでラインブレークするアングラーも多いらしく、今回もその後なのでジグに対してのスレもあると言う。


そこで私は、重めな380gのディープローバー(ムロアジ)にチェンジして落とし込む。当然に潮流にとられてラインスラッグも少なく200mレンジに素早く辿り着き、そこからジャークを開始する。


ディープローバーは落ちが速いが、速いピッチのジャークから出る幅の狭いフォールでも、充分にバックスライドしジグ自体をアピールする。大型魚に向いたメタルジグなのだ。



20mほど速いワンピッチジャークを繰り返し、そこから軽くフラップジャークしたところで大きなアタリがあった。すぐに食い上げたので、それに合わせて素早い巻取りをし、そこからラインを撓ませないようにポンピングを繰り返す。






ポンピングは、ロッドを脇に抱え、出来るだけゆっくりと持ち上げ(魚の重さを感じるように)ロッドを下すときは素早く巻き取る。この時に、常に魚の頭の向きを感じ取り、その動きによってポンピングの幅やロッドの向きを変える事。これを繰り返さないと大型マグロの場合はフックアウトが多くなる。







大事なのは、魚の重さで完璧なフッキングをさせ、後は柔軟なやり取りをする事なのだ。今回は、初めてのフィールド、そして初めてのロッド(バット部の径と高弾性なブランクスでは大きくロッドを立てるのは破損の危険もある)、そのことを考え多少の時間をかけたろうか?







50分ほどで浮き上がってきたのは40kgほどの(のちの検量を斜め見だが42kgか?)きれいなキハダマグロだった。



ヒットジグは、ディープローバー380g(ムロアジ)
フックは、IRONHOOK TS5/0



ロッドは、アイアンフリックアグレッシブ5103(6月発売予定)


その後で、スローピッチジャークから魚を釣った大本に、私はディープローバーが良いと勧める。そして、シャイニンググロー310gを装着、すぐに27kgを追加した。








他にも大型らしいアタリはあったが、この日は十分満足する結果で終了した。






2日目は、パヤオの移動を繰り返したが、その日潮流が少し変わったようで小型のキハダばかり。ただ、この日のヒットも圧倒的にディープローバーだったろうか。







そして、今回はIRONFLICKAggressive”とディープローバーの相性、使い易さ、などなど、新製品のポテンシャルを十分に感じ取る事が出来た。また次回の釣行が楽しみである。










TACKLE DATA
ROD:IRONFLICK AGGRESSIVE IFAG-5103
アイアンフリックアグレッシブ5103(6月発売予定)
IRONWILL595+スピニング

REEL:BLUEHEAVEN L50、DAIWA5000番
LINE:AIRBRAID WILDEIGHT PE #4 400m
JIG:DEEPROBBER310〜380g(ムロアジ、シャイニンググロー)
RING:鉄腕スプリットリング#7,#8、鉄腕BBスイベル#4,#5
HOOK:IRON HOOK TS5/0

(パパ大津留)


IRONFLICK AGGRESSIVE製品情報



DEEPROBBER製品情報
FISHINGFIGTHERS製品情報
http://fishingfighters.com

IRONHOOK製品情報 


2019年5月25日 ワタリガラス160Fクイックドライブでキハダ乗合初陣! 相模湾大磯港・邦丸[奥山 祐樹]





2019年6月発売を予定しています。ワタリガラスQD(クイックドライブ)

(下記画像は昨年のスタッフテスト時画像)
ワタリガラス160QD テストブルー

ワタリガラス160QD テストブルー


キハダマグロにも好反応だと言う事で、シーズン開幕前。気の早いマグロたちに会いに行ってきました。


5月25日(土)、いつもお世話になっています。神奈川県は大磯。邦丸さんから乗合い船で出撃してきました。



「5月にキハダ?」

自分自身、未だ経験したことのない初体験な釣行でした。

早朝、大磯港から出船。





相模湾のポイントに向かうと、マグロより気の早いアングラーが集結。

ハイプレッシャーが予想される、超タフコンディション。

意識するのはルアーの魅せ方。ショートピッチで止めることを意識して反応を見ていきます。


QD(クイックドライブ)タイプを実戦導入するのは初めての釣行。


飛距離やアクションを確認しながら。


視覚的に見えるベイトは無いものの、ソナーの反応を見てキャストしていく。

新しい製品。何より答えは魚から聞くのが早いと思う。





朝イチのワンチャンスでしっかり仕事してくれました!





ヒットしたのは陸上計測13.4kgのキメジだった。





このほか、ワタリガラスクイックドライブから実装された蒸着メッキカラーにもヒットがあったが、これは残念ながらバラシ。


サイズはまだまだ小さいが、今後の盛り上がりに期待したい。


TACKLE DATA
ROD:84MH
REEL:SHIMANO 12000XG NATUREBOYS RPS SPOOL for Shimano
LINE:AIRBRAID WILDEIGHT VERTICAL PE/エアブレイド ワイルドエイトバーティカルPE3号
RING:鉄腕スプリットリング#7.0、鉄腕WDリング#6.0
LURE: WATARIGARASU160F QUICKDRIVE ワタリガラス160F QD
HOOK:SP-XH2/0

(奥山 祐樹)





WATARIGARASU160F QD 製品情報
http://www.e-natureboys.com/products/WATARIGARASU160FQD.html



RPS製品情報


フィッシングファイターズ製品情報



2019年5月26日 外房真潮根水深20mのジグ政 アイアンレンジ662QD &カレントライダー120g 勝浦川津・新勝丸[八木 貴弘]




毎週日曜の外房ヒラマサ通いに、5月26日(日)勝浦川津の新勝丸に通しで乗船しました。

午前は濃霧の中、大原沖で船中ヒラマサ2、イナダ2と言う状況。



午後から真潮根に向かいます。

潮流は、真潮1ノット。

水深20m、キャスティング側で出たとの声!


ヤル気のある個体が周りにいるはずと思い、ジギング側だったので遠投して上からカウント15で速めのシャクリで喰ってくれました。


ヒットしてすぐにサイズも良い感じでしたが、最初あまり抵抗してこなかったので巻けるだけ巻いて距離を詰めます。



見えてくると抵抗しだしましたが、アイアンレンジ662クイックドライブを曲げ込んで距離を詰めて無事ネットイン。


ヒットジグは、カレントライダー120g(キャスティング別注カラー)




トップでの大型も嬉しいですが、やはりジグ政でイメージ通りに食った魚は格別です。
今後も通い続けて行きたいと思います。

TACKLE DATA
ROD:IRONRANGE662QUICKDRIVE/アイアンレンジ662クイックドライブ
REEL:13ステラ8000HG
LINE:PE3号、リーダー12号
RING:FISHINGFIGTHERS 鉄腕スプリットリング#6.5,鉄腕WDリング#5.0,鉄腕BBスイベル#3、4
HOOK: カルティバ、ジガーライトホールド 6/0


(八木 貴弘)

新勝丸さん釣果情報
https://ameblo.jp/sinsho1963/




IRONRANGE(アイアンレンジ)製品情報





鉄ジグ製品情報

フィッシングファイターズ製品情報


2019年5月25日 ネイチャーボーイズカップ IN 山正丸大会結果 外房大原・山正丸[下中 桑太郎]




5月25日(土)、外房大原の山正丸さん午後船にて「ネイチャーボーイズカップ IN 山正丸」を開催。鉄ジグの使用に限定し、ヒラマサ、ブリ・ワラサ1尾の叉長を競いました。

当日は午前11時に大原港の船着き場に集合。
受付後、釣り座抽選を行います。

弊社和田の挨拶、山口船長から状況の説明をいただき乗船開始。
スタッフの柳賢太郎及び私も乗り込みます。


正午、20名のお客様を乗せて出船。



舵を向けたのは、外房の超一級ポイント「真潮根(ましおね)」。
広大な浅根が続き、水深15m~40mと起伏のある地形に黒潮(真潮)がぶつかり複雑な流れを生みだしています。
日によって流れの強さが極端に変化するため、めまぐるしく状況が変わるという特徴があるとのことです。



この日は潮流が速く、水深25m前後から15mの高根周りから水深40mまで落ちるエリアと、水深60m前後の比較的深みの反応を探りました。










午後2時前、ファーストヒットは右ミヨシ3番に入った、富山広一様。


上がってきたのは、黒潮の強さを感じさせるシイラ。

叉長87cmとなかなかのサイズです。




続いて、右ミヨシの志村様にヒット。



小気味の良い首振りを見せたのはヒラマサ(叉長55.5cm)。


ヒットジグは、スイムライダー135g(シルバーホロ)。




「10mほど誘い上げてカツッとアタッたので、落し直したところでフワッと食い上げてきました」と志村様。

適度な振り幅のあるジャークでジグがしっかり動いているように感じられました。



志村様は、対象魚のファーストリリースを対象としたサンキューリリース賞をゲットします。

その後も反応はあるものの口を使わない状況が続きます。








沈黙を破ったのが志村様。




勢いよくドラグを引き出しながら激しい首振りで引き込む魚。
2分ほどのやり取りののち上がってきたのは良型ヒラマサでした。








計測の結果、叉長87.5cmのヒラマサ(7.8kg)でした。




ヒットジグは、カレントライダー150g(アルミシルバー)
フックは、アイアンフックタイプSS3/0






その後、水深60m前後のポイントに移動。


ワラサらしい反応に当てると、左舷トモに入った松原様と右舷ミヨシ寄りの大角様にヒット。



いずれも丸々と太ったワラサでした。


松原様、叉長64・5cmワラサ



大角様、叉長63cmワラサ



その後は房総沖での地震の影響(?)かザトウクジラ回遊の影響か分かりませんが、反応は出ているものの、ピタリと口を使わなくなりました。









日没近くまでジグを振り続けていただき、真潮根をあとにしました。







<大会結果>
優勝:志村 高一様 叉長87・5cmヒラマサ(7.8kg)カレントライダー150g(アルミシルバー)
2位:松原 和裕様 叉長64・5cmワラサ カレントライダー150g(アルミシルバー)
3位:大角 昌彦様 叉長63cmワラサ カレントライダー150g(ピンクグロー)




優勝の志村様には、ジギングロッドIRONWHIP613
2位の松原様にはRPSスプールに8000スプール
3位の大角様にはオーシャンスプラッシュバッグ、ジグバッグのセット
BIGFISH賞には、富山広一様 アベレージルアーボックス オリーブ

参加賞:スイムライダーショート145g、丸鉄80mmステッカーセット

以上が贈られました。

厳しい状況の中でも、魚をキャッチされていた方は、鉄ジグのレスポンスの良さを生かして、積極的にジグを動かし、シャクリと戻しのオンオフがはっきりしていたように思われます。

潮流の流れ方と反応を見ながら魚を浅根から集めてくるイメージで、しっかりとジグを動かす、落とすことがポイントになるように思います。


大会前後にも多くの方が鉄ジグでヒラマサをキャッチされていました。
ありがとうございます。






また、外房では、6月8日から6月30日までヒラマサカップが開催されます。
弊社からも協賛品を予定しております。ぜひご参加いただければ幸いです。





あらためて大会に参加いただいた皆様、山正丸山口船長、女将の花さん、遅くまでお付き合いいただきありがとうございました。



ネイチャーボーイズでは、NBSカップや実釣イベント、今後も各地で開催を予定しております。どうぞよろしくお願い致します!!



(下中 桑太郎)