2018年5月12日ワタリガラス160Fで外房投政、真潮根で鉄ジグスイムライダー200gに連発!大原・山正丸[下中 桑太郎]




2018年5月12日、外房のヒラマサを狙って釣行しました。

お世話になったのは外房大原の山正丸・山口徹船長。

外房には、連休まで3月5日、3月18日、4月30日、5月1日、5月6日と時間を見つけては週末に釣行していましたが、潮流の緩急の激しさに振り回されてスイムライダー200g、ショート205gの鉄板カラー・グローヘッドを中心に使い、魚の顔を見るのがやっとといった感じでした。








連休には、他のエリアから遠征で富山からいらっしゃったお客様との出会いもあり、結果が出づらい状況でも楽しめるのが乗合船の魅力とあらためて感じました。


今回釣行した5月12日は、前日の11日に大型ラッシュだったこともあり、前日夜の早めの時間帯に現地入り。幸運にも右舷ミヨシが空いていたので、キャビン後方のルーフにあるパイプをロッド受けに立てて釣り座を確保。出船場所で仮眠を取ります。



翌日午前5時、寝坊しそうになりながらも乗船。

当日は、20人近くが乗船し、ほぼ満船といった混み具合でした。




向かったのは大原沖水深30m前後の根周り。朝方から鳥が飛んでおり、雰囲気は抜群。船長曰く、メジと思われる魚のナブラが見られます。ベイトはイワシのように思われました。





ワイルドエイトキャスティングPE4号をセットしたキャスティングタックルに2018年5月末に再発売予定のワタリガラス160F(トビウオ)をセット。ナブラを眼の前に、はやる気持ちをおさえながらナブラの中心にキャスト。


PE4号80Lbと細めな設定に加えて、ABS樹脂製で160mm60gというサイズのわりに比較的重く、飛行姿勢の良い形状のためアンダーキャストでも気持ちよく飛んでくれます。


ナブラから離さないように移動距離を抑えたドッグウォークでチョコチョコと首を振らせていると引っ手繰るようなバイト。



左側に一気に走る引き込みながらも首振りの重量感が伝わります。数分後、メジのナブラから姿を見せたのはヒラマサ。掛かりも良く、船際に寄ってきたところで山口船長のタモ入れが決まりました。




山口船長に計測いただくと、外房エリアの投政において自身初の10kgオーバーでした。

まさに感無量の1尾です。





ヒットルアーは、渡鴉(ワタリガラス)160F トビウオカラー。


何よりも釣らせていただいた山口船長、ワタリガラスを長期に渡って開発テストを繰り返していた柳先輩に感謝です。待望の1尾だけに、すぐに先輩に自慢の報告をしたのは言うまでもありません。





抱卵した魚体のため、山口船長に写真撮影していただいた後、すぐにリリース。元気に大原沖に帰って行きました。


その後再開すると、同じナブラ撃ちのパターンで同じくらいの感触のバイトを得ますが、しばらくファイトしたところでバラシ。さらに数度のチェイスからヒットを得ますがこちらはイナダ。





ともあれワタリガラス160Fの「水面直下に潜りやすく、潜り過ぎない」アクションに魚の反応が多く見られました。他のカラーも試しましたが、潮馴染みの良いブルーでウイング部のフラッシングが強いトビウオカラーに好反応なように思われました。





午前8時過ぎの定刻を迎えて真潮根に向かいます。

水深40〜50m前後、台地のようになった根周りのトップで10mを切るスポットもあります。ザバザバと潮波が立ち、その上流に鏡のようになったエリアに向けてドテラで流し込んで行きます。

「水深30m。ここから上がって行きますよ根掛かりに気をつけて底を取らないようにね」、「ここから50mに一気に落ちて壁からフラットになるところですよ。落ち際に集中してください」と山口船長から的確かつ具体的なアナウンスをしてくれます。



上がって行く流しではラインの出方を見ながら、底層から中層をトレースしていくイメージ。逆にカケ下がりや落ち際では、ボトムタッチからのジグの立ち上がりのアクションが機能するようラインメンディングに集中して探ります。





ジグは、速潮のアップストリーム、ダウンストリーム共に使いやすいスイムライダー200g。それでも潮流4ノットから5ノットと激流のため、底付近にタッチできるのは1度か、2度といった感じです。



根周りから水深50mへの落ち際のタイミング。

潮流の中でもしっかりとジグが動くように手元の振り幅40cm前後のワンピッチジャークで初速をつけてシャクると、底から5シャクリほどでヒット!気持ち良い首振りからヒラマサと推測されました。流し始めてすぐの嬉しいバイト。しばらくして船長の素早いタモ入れで上がったのは4kg級のヒラマサ。




ヒットジグは、スイムライダー200g(グローヘッド)

フックはIRONHOOK AK26を使用したマリンアシストDC60号2cmのシングル



若い魚のため、リリース。




その後も流し替えて良いポイントを通過するたびにヒット。

4kg前後の元気の良いサイズであることに加えて、激流に乗ってなかなかのファイトを楽しませてくれます。




常連でお隣の釣り座に入られた渡部様にもヒット!







9時過ぎまでに3尾をキャッチ&リリース。

ヒラマサの引きを楽しむことができました。





9時20分過ぎ、左舷ミヨシ2番の幕澤様にヒット。

お持ちのジグが軽いものが多いとのことで、勝手ながらスイムライダー180g(カタクチK)をお使いいただくと、1投目でバイトを得ました。




幕澤様、スイムライダー180g(カタクチK)にて初ヒラマサをキャッチ!

誠に勝手ながらお節介にお付き合いいただきありがとうございました。


その後、10時前に右舷ミヨシ寄りの佐藤様にヒット。




偶然にも昨年の茨城平潟のネイチャーボーイズカップに参加いただいており、普段は日本海側のブリジギングを楽しまれているとのこと。


この度、千葉に転勤で同宿に来られたとのことでした。





見事に本命ヒラマサをキャッチ!

船長の「幅広いストロークでしっかりジグを動かしてアタッてますよ」と言うアナウンス通り、スイムライダー200gブルーホロを振り、バイトをキャッチされていました。



パイルジェットキャップの逆被りがキマっていました!

また、バンパーパンツをご愛用いただきありがとうございます。
船中ヒットが連続したところで、11時前に沖上がり。



港に戻ってからお客様が入れ替わり、真潮根と御宿沖を転戦。

午後は潮流の向きが変わり、トモから入る状況が続きます。


トモ側ではキャスティングでメジ、ヒラマサのヒットが連発。

御宿沖の水深5mのシャローでは、ミヨシ寄りの松原さんに12、13kgのヒットがあるものの、根周りに走ってしまい残念ながらブレイク。

その後、ミヨシ側は苦戦しながらも最後の流しで私にサンパク、隣の渡部様がヒラマサをキャッチしていきました。






楽しい時間が過ぎるのは早く、午後5時過ぎに沖上がり。

山口徹船長、女将の花さん、同船された皆様ありがとうございました!





タックル


向かい潮タックル①

ROD:IRONRANGE IRNB-663QDクイックドライブ
REEL:STELLA10000HG(9分巻き)
LINE:FishingFighters AIRBRAID WILDEIGHTバーティカルPE4号フロロリーダー14号5ヒロをスピニングノッターリバースでPRノット結束
JIG: 鉄ジグ、スイムライダー200g(グローヘッド)
HOOK:AK26を使用した自作シングル
ASSIST:マリンアシストDC60号2cm

向かい潮タックル②

ROD:IRONWHIP IWNB613
REEL:STELLA18000HG(8分巻き)
LINE:FishingFighters AIRBRAID WILDEIGHTバーティカルPE4号フロロリーダー14号5ヒロをスピニングノッターリバースでPRノット結束
JIG: 鉄ジグ、スイムライダー200g、230g
HOOK:幻3/0を使用した自作シングル
ASSIST:マリンアシストDC60号3cm

払い潮タックル①

ROD:IRONRANGE IRNB-668NDナチュラルドライブ(プロトタイプ)
REEL:STELLA20000PG
LINE:FishingFighters AIRBRAID WILDEIGHTバーティカルPE4号 フロロリーダー12号5ヒロをスピニングノッターリバースでPRノット結束
JIG:ウィグルライダー190g、ウィグルライダー210g、カレントライダー220g、260g
HOOK:IRONHOOK AK26シングルミディアム
ASSIST:マリンアシストPC40号(フロロ芯入り)

払い潮タックル②

ROD:IRONRANGE IRNB-662NDナチュラルドライブ(プロトタイプ)
REEL:STELLA10000PGにRPSスプール、RPボビン8000S(9分巻き)
LINE:FishingFighters AIRBRAID WILDEIGHTバーティカルPE3号
フロロリーダー12号5ヒロをスピニングノッターリバースでPRノット結束
JIG:鉄ジグ、ウィグルライダー190g、ウィグルライダー210g(プロトタイプ)、カレントライダー220g、260g
HOOK:ストロングアキアG24号シングル
ASSIST:マリンアシストDC60号
接続金具類は全てFishingFighters 鉄腕WDリング♯5.0&鉄腕スプリットリング♯6.5




キャスティングタックル①

ROD:AY825
REEL:STELLA14000XGに10000番スプール
LINE: FishingFighters AIRBRAID WILDEIGHT キャスティングPE4号
LEADER:ナイロン80Lb
LURE:WATARIGARASU160F(トビウオ)
HOOK:SP-XH2/0

キャスティングタックル②

ROD:BT85F
REEL:STELLA8000HGに14000PDSスプール
LINE: PE6号
LEADER:ナイロン130Lb
LURE:WATARIGARASU160F
HOOK:SP-XH3/0


<状況とジグ選択・アクションパターン>

●水深30〜40m前後の4〜5ノットの向かい潮=ラインスラック目安が平均+30cm
IRONRANGE663クイックドライブ(プロトタイプ)に10000HGワイルドエイト4号9分巻き(最大1巻き110cm以上)
・スイムライダー200g、230g
・スイムライダーショート205g
・スイムバード220g

●水深30〜40m前後の4〜5ノットの払い潮=ラインスラック目安が平均-30cm

IRONRANGE668ナチュラルドライブ(プロトタイプ)に20000PGワイルドエイト4号9分巻き(最大1巻き104cm程度)
・スイムライダー200g
・ウィグルライダー190g
・カレントライダー220g、260g



今回使用した2018年9月発売予定のジギングロッド、IRONRANGE662、IRONRANGE683は、オールブラックデザインのグリップジョイントモデル。





「より強靭に、よりアグレッシブに!」という開発テーマのもとに、限界強度は60度7kg負荷近くをクリア。手元での矢引き強度3kg近くと強靭ながらもIRONRANGE663シリーズの操作性の高さを併せ持ちます。


従来の663と683の3パワー比較においては、#10SiC Sガイド搭載で強靭さを備えた新規ブランク設計の683モデル、#8トルザイトガイド搭載で高感度アクションな663モデルという違いがあります。操作性の高い6.6ftクラスジギングロッドという基本コンセプトを踏襲しながらも味付けの異なるタイプです。


リアグリップを2インチ延長し、グリップジョイント仕様のため、携行性に優れ、遠征釣行にも最適です。


山正丸様釣果ブログ

https://ameblo.jp/yamashomaru

鉄ジグ製品情報

http://www.e-natureboys.com/products/ironjig/ironjig.html


(下中 桑太郎)

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