2018年7月8日 御蔵島ヒラマサ 南伊豆下田手石港・弓ヶ浜 恵丸[下中 桑太郎]



2018年7月8日、南伊豆下田手石港・弓ヶ浜 恵丸さんから御蔵島プチ遠征へ。


7月に入り、梅雨明け後のタイミングでした。
外房ヒラマサカップ最終戦となった71日から1週間後の釣りになります。


前日7日の夜に現地入り。
左舷ミヨシ寄りの釣り座を確保して、準備を整えます。




6月17日に釣行した際には、黒潮の流路ど真ん中の予想ながら、着いてみると薄濁りの潮温24度帯。この日は、ジギングでカンパチ、キハダをはじめとして船中釣れ盛りました。
一方で、バーティカルジギングと外洋の釣りに合わせきれなかった自分はカツオ1尾に終わっていました。

柳賢太郎のフィールドレポートを参照。

その後の釣果情報で鈴木斉氏がキャスティングで50kgキハダ、泳がせで15kg前後のヒラマサが上がっていました。
トップでもジギングでも良いサイズの魚がキャッチされており、いやがうえにも期待が高まります。


船中支度が済んだところで夜中のうちに出船。


午前6時過ぎ、御蔵島南側の元根周りフリダシに到着。
根周りのポイントで潮が効くエリアで、先日は70mラインでビッグバイトを得たもののフックオフに終わっています。


この日は、雰囲気はあるもののナギ模様で潮も効いていない様子。
天候は晴れ、潮色は明るく、黒潮がかなり差しているように感じられました。




水深70から100m前後でカレントライダー300g(ブルーマスク)を投入。
潮流は緩いものの、多少2枚潮になっているようでラインの放出速度が著しく変化します。

ラインメンディングしながらフォール、ストロークの幅を変えながらワンピッチジャークで探って行きますがバイトはありません。


しばらく探ったのち、西側の西ウラ側に移動。



西側からは御蔵島の奥行きがある全景が見て取れます。
伊豆諸島のプチ遠征では、こういった壮大な景色を目にできるのも魅力と言えるでしょう。

西ウラの反応があるポイントへ。
水深100m前後で底付近に反応が見られます。

スパンカーを上げて船が潮に合わせてラインが立つように前後する状況で、幅広いレンジを効率よく、スラックを調整するために1巻きあたり110cm以上のハイギアスピニングタックルにてスピーディーに探ります。

すぐに底から10mほど振り幅のあるワンピッチジャークにヒット!ジリジリっとドラグを引き出すファイト。

ガクガクと首を振る引きに本命のヒラマサと確信。
IRONWHIP613を曲げ込んで応戦します。

しばらくして上がってきたのはヒラマサ7kgクラス。



ヒットジグはウィグルライダー225g(プロトタイプ)


久しぶりの良型に喜びが込み上げます。


ジグは、9月末発売予定の鉄ジグ、ウィグルライダー225g(プロトタイプ32-14)。合格となったタイプ32-27の2世代前のモデルではありましたが、十分な実釣性能を感じることができました。


その後は、船中で数度のヒットがありますが、ラインブレイクが頻発していました。
そんななか、左舷ミヨシ2番に入られていた、ワンさんにもヒット。



ベイトタックルで元気なヒラマサらしい突っ込みを交わし、キャッチしたのは同じくらいのヒラマサでした。

プロショップの遠征ツアーや釣行会にも精力的に参加されており、とても安心感のあるファイトでした。

時折、水面近くが騒がしくなることもありましたが、ジギングでのヒットに集中しました。


船中では、根ズレや高切れのラインブレイクが頻発し、ビッグフィッシュの気配が濃厚。

「モロコか、デカマサか分からないけどブチブチやられるねー」と船長も悔しさをにじませます。

その後、さらに反応のある西ウラ周辺を流していきます。
カレントライダー260g(ナクイグロー)に替えて、ボトムから10巻きほどストローク幅40cmほどのワンピッチジャークしてくると強烈なバイト。



一気にラインを引き出し、振り幅のある首振りにカンパチかヒラマサの期待が高まります。

ロッドがIRONWHIP613、リールが14000HGにエアブレイドワイルドエイトバーティカルPE4号と決して太仕掛けではないですが、ハンドドラグを併用しながらドラグが出過ぎないようにロッドを曲げ込んで対応。

船長からは「御蔵島のヌシをとうとう獲ったるぞ!」と檄が飛びます。


乗合船にも関わらず、時間が掛かりそうだったので持参していたギンバルを使用してリフトすると、船下に姿を見せたのは3m前後の魚体。

水面の反射でカンパチかヒラマサかと期待しましたが、水面下5mまでくるとサメと確認されました。




船のミヨシ部分ほどもあり、これ以上乗合船で他のお客様の時間を使うわけにはいかないため、ロッドとラインを一直線にしてラインを切ることに。


ジグ結束部でブレイクしてしまいましたが、IRONWHIP613やエアブレイドワイルドエイトPEの強度を改めて実感することができました。


その後、同じポイントで小型のカンパチがヒット。
ヒットジグは、カレントライダー300g(ブルーマスク)
比較的大きなジグですが、鉄ジグならではの動きの良いアクションが出ているためか魚体の半分ほどもあるジグでも食ってきます。



午後1時前にタイムアップとなり、沖上がり。
御蔵島を後にします。



帰路の間もキハダのハネを期待してミヨシでパトロール。


神子元島周辺は強烈に潮が効いていました。


様々な島々があり、ポイントが点在する伊豆諸島海域。
フィールドのスケールが大きく、巨大魚が潜むポテンシャルを秘めています。

首都圏や静岡方面から日帰り圏内で壮大な場所で釣りができる魅力的なフィールドとあらためて感じました。

今後はキハダを主体としたキャスティングの乗合、及びジギングゲームに出船していくとのことです。



当日のタックル
タックル①
RODIRONWILL595+PF 
REELSTELLA18000HG(9分巻き)
LINEFishingFighters AIRBRAID WILDEIGHTバーティカルPE4号フロロリーダー20号5ヒロをスピニングノッターリバースでPRノット結束
JIG: 鉄ジグ、カレントライダー260g300g
HOOK:バーティカルヘビー7/0
ASSIST:マリンアシストDC603cm

タックル②
RODIRONWHIP IWNB613
REELSTELLA14000HG9分巻き)
LINEFishingFighters AIRBRAID WILDEIGHTバーティカルPE4号フロロリーダー16号5ヒロをスピニングノッターリバースでPRノット結束
JIG: 鉄ジグ、ウィグルライダー225g、カレントライダー220g260g
HOOK:幻2/03/0 を使用した自作シングル
ASSIST:マリンアシストDC60号3cm


キャスティングタックル①
RODBLC83/40
REELSTELLA14000XG
LINE: PE6
LEADER:ナイロン130Lb
LURE:SURFISHPALOWNIA220F
HOOK:SP-XH4/0
RING:鉄腕WDリング#7.0、鉄腕スプリットリング#7.5


キャスティングタックル②
RODBT85F
REELSTELLA14000XG
LINE: FishingFighters AIRBRAID WILDEIGHT キャスティングPE4
LEADER:ナイロン80Lb
LURE:WATARIGARASU160F
HOOK:SP-XH2/0
RING:鉄腕WDリング#7.0、鉄腕スプリットリング#6.5

<状況とジグ選択・アクションパターン>
●水深70110m前後のスパンカーを張って船を立てたバーティカルの流し=ラインスラック目安が平均+3040cm
IRONWHIP61314000HGワイルドエイト410分巻き(最大1巻き110cm以上)
・ウィグルライダー225g(プロトタイプ:9月末発売)
・スイムライダー200g230g
・カレントライダー220g260g300g
・スイムバード220g

鉄ジグ、スイムバード製品情報



フィッシングファイターズ製品情報

(下中 桑太郎)

0 件のコメント:

コメントを投稿