2015~2017年にかけて茨城平潟沖で開催されたネイチャーボーイズセミナー、大会に参加いただいている鉄ジグユーザーの東海林様より、鉄ジグ、スイムバードでの素晴らしい釣果情報をいただきました。
8月25日(金)〜28日(日)の3日間、灼熱の沖縄県久米島にキハダマグロ狙いで行ってきました。私自身はまだマグロを釣ったことがなく、仲間計4人で由奈丸さんにお世話になりました。
■トップゲームとスローピッチで小型連発の幕開け
1日目は前日まで台風の影響からか、エサ釣りを含めてあまり良い釣果が出ておらず、かつ、ジギングでの釣行だったことから、船長と「不安要素ばかりだね〜」などと話しながら7時ごろに出船。
最初のパヤオでは水深50m〜70mにキメジ、カツオの反応、120mラインに大型マグロの反応。そして、水面では魚が跳ねており、魚が跳ねたところに投げたくなるのが釣り人!トッププラグを投げるとカツオは釣れますが、マグロは釣れず。
それでも、初めての久米島釣行(しかもトップゲーム!)を楽しんでいると、スローピッチで探っていた仲間に大型らしきヒット!しかし、痛恨のラインブレイク。
自分もジギングをやってみようかな?と思ったところ「反応が悪くなった」とのことで別のパヤオへ移動することに。
次のパヤオでも、50〜70mにキメジ、カツオの反応、120mラインに大型マグロの反応。
同行者の方はスローピッチをしているため「人と違う色んな釣りをして反応を確認しなければ」と思いトップを投げ続けましたが、スローピッチにキメジ、カツオがポツポツと釣れるだけ。
ハネが少なくなり、あまりにトップに反応が無いことからスローピッチで釣れてることから、自分もスローピッチに切り替えます。
すると、フォール中にラインが止まり、魚が久しぶりにヒット!水面まで寄せると小さいながらもマグロ!「人生初めてのマグロだーー!」と喜んでいると、水面に出た瞬間にまさかのバラシ!!なんてこったーい!!と思いつつスローピッチで再開しますが、ここから釣れない海に。
■2枚潮の条件下でも泳ぐ鉄ジグ、スイムバードにビッグバイト
釣れない時間が続き、12時を過ぎたあたりで、水深120mだけでなく150mあたりにも大型マグロの反応が出ているとのこと。
反応が出ている水深が幅広いことから、スローピッチでは探りきれないと判断し、オーソドックスなスピニングでのジギングに切り替えます。
スローピッチの際に、120m近辺から下は重い潮が流れている2枚潮であることを確認していたため、抜けが良く、大きく泳いでくれるスイムバード170g(シルバーホロ)を選択。
潮の流れを考慮し170mほど沈めた後、ラインスラックを取り、ワンピッチワンジャークで30mほど誘っていると"ガツガツッ"とアタリ!
アワセを入れた後すんなり上がってくることから、同行者に「大きくないですね〜」と言って余裕で巻いていると、30mほど巻き上げた直後、急に深場に向け猛ダッシュ!!
ラインがどんどん出されるが50mほど出たところで止まり、魚の重さが伝わる。今までに釣ったことのない大物であることを確信。
■スピニングタックルで一進一退の攻防
同行者に大物であることを伝え、ジグを回収していただきます。
しかし、猛ダッシュの後は、さほど苦労せず上がってくることから「あれ?やっぱりそんなに大きくない??」などと同行者の方と笑いながら巻いていると、残り80mほどから急に魚が上がらなくなり、ラインを出されては巻いてを繰り返すように。
この時はあまりにも上がって来ないため「竿折れてでもいいから魚を無理やりにでも寄せたい・・・」と声がもれます。
その後、何度かやり取りを繰り返すと80mより少しずつ巻けるようになってきました。残り20mほどまで寄せたところで魚が見えだし、そろそろだな〜と思っていたら、再度魚が上がってくることを“拒否”!
また上がらなくなった・・・と思っていると、中乗りのヤスさんより「魚がこっちを向いている時に合わせて寄せると良いよ」とアドバイスを受ける。
アドバイス通りにやっていると、また徐々に上がってくるように。
船に近寄ってからはマグロがグルグル回るため、船の下の方に行った際はラインが船底に擦れないよう体を前に乗り出し、船の前に行った際は可能な限り引き寄せる。これを繰り返して、やっとで水面まで寄せますが、身体にかかる負担が大きく、1番ツラい時間でもありました。
2周ほど回し、モリ打ちが決まり無事ランディング!!
ファイトタイムは約20分。
タックルデータは以下の通り。
ロッド:ソルティガコースタルHIRAMASA60S・F
リール:ソルティガ5000
PE:3号
リーダー:60lb
ジグ:ネイチャーボーイズ スイムバード 170g シルバーホロ
フック:つらぬき 5/0
人生初のキハダが35kgと、初めて釣り上げるサイズにしては大きすぎでした!同行者の応援やアドバイスがなければ獲れなかった1本だったと思います。
釣ったマグロは、翌日に地元の居酒屋さんで美味しくいただきました。
2日目は、初日のマグロを釣った影響で腕が筋肉痛になりスローピッチで25kg、また、キャスティングでの渡鴉160Fでキメジラッシュと楽しめました。
3日目は、スピニングタックルで4kg(スイムバード130g ブルピン)、スローピッチで10kgを釣り上げ、最後にカツオナブラに渡鴉160Fで楽しませてもらいストップフィッシング!
3日間、由奈丸さんには大変お世話になりました。気さくで優しく、船長の絶妙な操船と、中乗りのヤスさんの手際のいいランディング!からの魚の処置の早さにはビックリ。
また、久米島のポテンシャルの高さに感動した3日間でした。
<35kg・スピニングタックル>
ロッド:ソルティガコースタルHIRAMASA60S・F
リール:ソルティガ5000
PE:3号
リーダー:フロロカーボン60lb
ジグ:ネイチャーボーイズ 鉄ジグ、スイムバード170g シルバーホロ
フック:つらぬき 5/0
(東海林 智規)
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