2017.08.27 鉄ジグ&IRONFANGで東京湾タチウオ釣行 [下中 桑太郎]


2017827日、川崎の中山丸さんから東京湾タチウオ乗合へ。
数が乱高下する時期とあって数は望めませんが、良型のタチウオが交じるとのことで、まずは指4~5本級が目標です。

午前645分に出船し、1時間ほどで走水~猿島沖の水深60m前後に到着します。

昨日のパターンから朝イチが勝負とのことで、IRONFANG6605BAIRBRAID WILD EIGHT VERTICAL PE 0.6をセットしたタックルに122gのプロトタイプをセット。フック周りはデビルライン♯7の自作を使用しました。フォールスピードと食わせを意識したセッティングでスタート。


水深60mに対して、底から10mのレンジに魚探の反応が出ているとのことです。
そのレンジを集中してただ巻き、ワンピッチ、ショートピッチ、早巻きからのフォール狙い、とリズムを変えて探ります。

しばらくしてトモ側でヒット。
底から早巻きからのフォールのパターンでのヒットの様子です。
これをヒントに速いテンポでの釣りで数尾をキャッチ。


その後、渋くなってきたタイミングで0.8号タックルにチェンジ。
アマモ交じりの濁り潮のため、スイムライダーショート175g(オレンジゴールド)をチョイス。
入力を調整しながらワンピッチでリアクションを誘い、数尾を追加します。


以降は、ティップを揺らす程度のショートピッチと早巻きからのフォールでヒットを重ね、2時に終了。

渋い状況で数は伸びませんでしたが、同行の石山氏は指5本級をキャッチしていました。


「潮が速いときに鉄ジグはフォールしづらい」と言われることがあります。
ただ、2ノット未満までは、鉛製のジグに対して約20〜30g重い鉄ジグを選択することで、ほぼ沈下速度が近くなると感じています。潮が速い中では高比重(鉛11.0)であるほど動きの幅が狭くなる傾向にあります。低比重(鉄7.8)なジグを使っていただくことで潮の中での運動性能、飛びやスライド幅を大きくすることができます。動きを抑えたアクションが有効なタチウオジギングですが、食いが渋いときに鉄ジグに良型が集中してヒットすることがあります。

もちろん、フォール速度は非常に有利な性能なので、鉄ジグアングラーとしては実際羨ましいと思うことはあります。ぜひ、既存の高比重なジグにくわえて、食いが渋い時の引き出しとして使用いただければ幸いです。


今回は、リア重心でシルエットを抑えたプロトジグをメインに使用し、充分にゲームが成立することを実感しました。より幅広いウエイトにてテストしていきたいと思います。

タチウオジギングは、歯によるラインブレイクによるジグのロストが避けられない釣りでもあります。多くのジグに使用されている鉛は、水に溶け出る性質があるため、海底で白化現象を起こすことがある環境負荷の高い素材です。この魅力的な釣りを将来に渡って楽しむためにも、環境負荷の少ない鉄ジグをチョイスしていただくのもひとつの選択肢になるかと思います。

帰宅後、釣果の一部は盛岡のお世話になっているスタッフ様へ発送。
残りを3枚におろしてからそぎ切りにして炙りでいただきました。


しょうゆに落とすとこの脂が広がります。



それでいてすっきりとした食味。
この釣りにはまる魅力のひとつですね!



当日のタックル
RODIRONFANG IFNB-6605 B
REEL13EXSENSE201
LINEAIRBRAID WILD EIGHT VERTICAL PE 0.6、フロロリーダー30LB 3ヒロ~4ヒロ
JIG:プロトタイプ 122g(パープルバック)

RODIRONFANG IFNB-6608 B
REELOCEA CONQEST301HG
LINEAIRBRAID WILD EIGHT VERTICAL PE 0.8、フロロリーダー30LB 3ヒロ~4ヒロ
JIG:SWIMRIDERSHORT 175g(オレンジゴールド)

金属類 FishingFighters ACスナップスイベル♯00、スプリットリング♯6.0
ASSISTHOOKFishingFightersデビルライン#7(ホワイト)にて自作3cm段差アシスト
HOOK:カットウ針1816


(下中 桑太郎)

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