初冬の八丈島釣行   [中島勝則]


毎年の恒例行事となった初冬の八丈島遠征に12/57日の日程で行ってきた。
今回は山形から4人、埼玉1人、静岡1人、そして群馬から私と、地域も普段のフィールドもばらばらの参加メンバーでの釣行となった。

出発2日前から今年一番の寒波に列島はつつまれ、関東近郊は晴れで凪予報であるが絶海の孤島八丈島は大風の予報がでていた。
延期も一瞬頭をよぎったが、八丈島は風が強い時も風裏での釣りが可能な場合が多い。
今回も西北西風の予報なのでポイントは限られるが釣りは出来そうなので予定通りの釣行を決定。一路空路にて八丈島へと向かった。






空港に着くとペンション「パパズイン」のオーナーで八丈島のジギングのパイオニア、パパ大津留氏がいつもの様に出迎えてくれる。状況を聞くと、やはりポイントは限られるが出船には問題ないとのことで一同ほっとする。
八丈島というと潮流が速い中でのディープの釣りというイメージがあるが、この時期は水温の低下とともに割と浅いところで(40120m)活性することが多い。
八丈島の入門に適したシーズンなので初釣行を計画しているアングラーにはお奨めだ。

さて早速準備を整え港へと向かう。今回3日間お世話になる勢寿丸船長に挨拶を済ませ、大量の釣り道具を積み込めば、いよいよ出船である。
ポイント風裏の末吉と石積みの沖になる。風は強いがうねりは思ったより小さいのが救いである。魚探にはベイトの反応があり期待がもてるが、なかなか魚は口を使ってくれない。
開始から1時間たった頃にようやく私にヒット。小さいカンパチだったのでリリースしてサイズアップを狙う。






今度は私と古屋さん同時にヒット。先ほどの魚よりは大きいが小型サイズのカンパチだった。
ようやく活性上がってきたようだ。
その後バタバタと4㎏サイズのカンパチが連続ヒットするが時合いは一瞬で1日目は終了となる。




2日目は昨日よりさらに風が強くうねりも大きく釣りづらかったが、1日早く帰る古屋さんが一人奮闘して何本かのカンパチをキャッチした。
私はというと1日中休むことなく釣り続けたにもかかわらず、リリースサイズ2本のみの貧果に終わった。
他のメンバーも似たり寄ったりで辛い2日目となってしまった。







3日目最終日、あいかわらず風は強いがうねりは少し小さくなり昨日よりは釣りやすい。
本日は今までの沈黙をやぶり山形から参加の小野夫妻の夫人が次々にヒットさせる。







私も負けずとヒットさせるが、なかなかサイズアップ出来ない。
カンパチ5キャッチするも小型のみでタイムアップとなる。

今回の釣行では私のフェイバリットルアーであるスイムバード220gをカラーローテーションしながら使用した。
ヒットカラーはナクイグローに集中した。横向きにフォール気味の時バイトが多かったので、その後カレントライダー180gセサミシルバーにチェンジしてゆっくり目にジャークすると狙い通りヒットした。


3日間ともコンディションの悪い中ポイントは限られ厳しい釣行だったが、気の合う仲間と和気あいあいと過ごす船上は楽しくあっという間に過ぎてしまった。次回訪れる時は天気に恵まれることを祈りつつ八丈島を後にした。




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