さて店頭に並ぶのも間近、動きもバッチリ、じゃ255gの総まとめの釣行。
面白いターゲットでも狙おうかと一路那覇へ。
実はこの釣行、計画を始めたのは去年の5月頃。
最大で2mを超す琉球ドラゴンの存在は知っていたが、今やっているのは沖縄本島でも北部の方。
狙ってみたいがもっとお手軽に出来ない物かと考えているところに、那覇の船長より電話。
話してみると現在は行われていないが、過去には那覇周辺でも漁としてはやっていた時代も有るとの事。やった事は無いが、狙えない事はないはずとの言葉に今回の釣行の計画が始まった。
まず最初に声を掛けたのが、世田谷にあるフィッシングパラダイスの自称、猫好き釣具屋おやじの中村様(笑)
餌釣り、大物泳がせの大御所であるがルアーフィッシングも広い心で受入れてくれるので頼もしい兄貴分的な存在。
その旨を伝えると即答で「面白い。やってみよう!!」の返事。
そこから諸々の情報収集、結果エアーの安さと釣果(多分の)目論見から2月に決定。
今回の釣行の2つのテーマ
・那覇でも太刀魚ジギングはゲームフィッシングとして成立するか
・出来るだけ地元、駿河湾や東京湾のスタイルに近いタックルで
餌とジギング違いはあれど、2人でこのテーマで釣行に臨む事にした。
2月中旬静岡空港より那覇へ。日程は午後に那覇入り、夕方出船で深夜まで、翌日も夕方出船の12時までやって翌日の昼の便で静岡に戻るというほぼ釣りオンリーのバタバタ釣行。
初日
静岡空港発が1時間の遅れ。3時頃にやっと那覇で中村さんと合流。
ホテルのチェックインを済ませてそそくさとタックルをセットし、港にバタバタと5時出船。
ポイントは那覇から慶良間方面に30~40分程走った300mライン。
タックルは水深を考えて通常の太刀魚タックルのスケールアップ的なもの。
夕方は当りは有るもののハリス切れ、PEの高切れで泣かされる初日。
餌で1本顔を見る事が出来たが、サイズ的には納得の出来るサイズでは無い。
ただ居ること、ポイントは間違えて無いことは確認できた。
その後はクロタチカマスの猛攻に泣かされ初日が終了。
2日目
初日の反省からメインリーダー30lbに先糸フロロの80lbを結束してみる。
中村さんもハリス保護の蛍光チューブを長めにセット。
出来るだけ地元スタイルに拘りたいので2人共あえてワイヤーという選択肢は避けた。
夕方、ポイントに入る。
またしても、リーダー切れが連発。その間に中村さんは呑まれてハリス切れという事態を防ぐ様に早合わせで対応。やっと琉球太刀魚と言えるサイズをゲット。
その後日が沈みきるとまたクロタチカマスの猛攻が始まる。
入れ食いのクロタチカマス。本命でないとわかりながら300mから回収する作業を繰り返し、心が折れそうに成ったその時に小さなショートバイトに早合わせでやっと太刀魚独特のグイグイと引き込む様な感触。途中食いあげた様にテンションが抜けてまたグイグイと引き込む。やっと本命の顔が見れた。
サイズ的には琉球ドラゴンとは呼べないが≒160cm指7~8本位、琉球太刀魚をやっと手にする事が出来た。
推測から、通常の太刀魚ジギングではフォールでバイトが多いがジグのロストも多い。
しかし、テンションを抜かずにジグを倒すアクションをしなければ、まずリアフックにフッキングしてジグのロストがほぼ無くなる。
ただ今回はサイズが想定外で、スロー系のジグでは丸呑みされた事が想像出来る。
フォール中ではなくジャーク、上向きでもリーダー切れが起きた。
PEでの高切れは途中に群れるクロタチカマスの体当たり。リーダー切れは琉球太刀魚にジグを丸呑みされた為だと思う。
リーダー切れは夕方に頻繁、5~6回ほどやられ日が沈みきると減るが、その後クロタチカマスの猛攻が始まる。
ロングジグにリヤフックのみと言う選択もありかと。実際餌ではさんまの切り身よりも1本丸掛けの方がサイズも当りも良かった。
PEは1号~1.5号位でも大丈夫だが、途中のクロタチカマスの群れを考えると高切れのリスクを減らす様に2号~3号位の方が安心かもしれない。
リーダーは地元の漁師さんは、先糸フロロ100号以上だそうです。
丸のみ対策さえちゃんと出来て居れば数はそこそこ上がると思います。
ロッドは水深300mに届くジグを操作出来るものであればあえてへービーにする必要はないと思います。
ロッドの選択はPE2号対応クラスが無難かと。
時間帯の選択、ポイント探索はほぼ成功。
タックルの選択もイメージ出来ました。
那覇でもゲームフィッシングとして充分成立する事が証明出来たと思います。
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