明けましておめでとうございます。
静岡の庵原です。
年末から年始にかけて鹿児島県種子島に釣行してきました。これで2年連続、種子島でのお正月釣行。その前の年は、小笠原で正月を迎えました。
今回はNEWロッド、IRONFLICK “AGGRESSIVE”のプロトロッドの3rdプロトが出来上がってきたのでそのテストを中心に行いました。
このIFAB-5102は鉄ジグ スピンライダーディープ250gにしっくりくるようにテストしています。鉄ジグは鉛と比較し比重がやや軽く、軽い入力で動き出すためロッドの張りがありすぎるとジグが動きすぎてしまいます。
ジグが動き過ぎると、ジグがリーダーを追い越してリアのアシストフックがリーダーに引っ掛かり通称エビの状態が多発します(リアフックをつけた状態の場合)。
たとえエビにならなくても動き過ぎてジグが反転することで魚を驚かせてしまいます。
適正なジグの重量と水深、ロッドの強さなどの関係はとても大切です。逆に動かしたくないときはわざと適正重量を超えたウエイトのジグを付け、ゆったり動かすのが魚に効くときもあります。
今回の遠征釣行期間は、冬なので風が強い日が多く、うねりも強く、初日の釣り座はミヨシだったこともあり落ち着いてしゃくれない状態でした。
2日目はうねりと風、さらに雨も加わり修行僧のような状態でした。
南への遠征といっても、レインギヤ、インナーの選択の大切さを痛感した1日になりました。2日目の釣座はトモで、1日を通して魚からのコンタクトが少ない中、釣り座にも恵まれてなんとか10キロオーバーのカンパチをゲットしました!
ロッドはアグレッシブプロトロッド「IFAB-5103」にスピンライダーディープ360g(スーパーグロードットミラーピンク)。
ラインはワイルドエイトの4号、リーダー18号です。
水深は150mで潮は1ノット?位でしたので5103にスピンライダーディープ360gがしっくり気持ちよくしゃくれました。
その後は目鯛を追加して港に向かい良い釣り納めとなりました。
3日目の元旦は幸先よく凪のスタートで初日の出も拝めました!
元旦釣行は6キロ位のカンパチが釣り開始直後に幸先良くヒット。
PEラインはワイルドエイト4号、リーダー18号、アシストラインはマリンアシストシリーズ、フロントがPC#25、リアがKCの#25。
水深は100m位。魚探の反応をみていると魚の反応が底から10m付近に集中していたので、そのあたりを主に攻めました。
魚の元気度は前2日の結果から低めなのでジグゆっくりと大きく動かすしつつも、リールの巻き量は抑えて、浮遊感多めでヒットに持ち込めました。
その後はお昼過ぎまでアタリがなく、午後もチェイスはあるもののヒットまでは持ち込めない状況が続きます。
潮も動いていない為、ポイント移動を繰り返し船長も悩みに悩んでいました。
潮の流れがなく動かない船を風で引っ張られるように操船し糸が斜めになるとあたりが出るのでその瞬間に神経を集中させ丁寧にジグが浮き過ぎないように操作すると念願のヒット!
初期ドラグ10kg以上が悲鳴をあげて出ていきます。やり取りをしているとフッと引きがなくなりあげてくるとサメにパックリと食べられてしまいました。頭の大きさが船長曰く15キロ以上あったね・・・。と言われショックでした。
スピンライダーディープを丸のみでリアフックが口の中の鰓近くに2本しっかりとかかり、フロントも2本唇にかかっていたので完全に獲れていた魚だけにかなりがっかりしましたが、今回の状況下でこれだけパックリジグを飲み込むほどの状態だったので、ジャークパターンとタックルバランスに手応えを感じました。
そして、これほどデカいカンパチを何の抵抗もなく引きちぎっていくサメはどれほどの口の大きさか想像するとゾッとしました。
3日間、渋い状況の中、有意義なテストが出来、製品化への手応えも感じました。
今回のように渋い状況化で10kgオーバーのカンパチに口を使わせられるかは、ジグを動かすことに重視した、IRONFLICK “AGGRESSIVE”の反発が適正かを確認する絶好のテスト環境でした。
年末年始に休みなく働きっぱなしの船長に感謝感謝です。
今回の使用タックル
ROD
NatureBoys IRONFLICK “Aggressive” IFAB-5102
NatureBoys IRONFLICK “Aggressive” IFAB-5103
NatureBoys IRONFLICK “Aggressive” IFAB-5104
LINE
FishingFighters WILDEIGHT Vertical PE #3~#4
JIG
SPINRIDER DEEP 250g~360g
ASSIST LINE
FishingFighters MARINBLACK PC/KC/DC #25~#30
METAL PARTS
全てFishingFighters
鉄腕WDソリッドリング#5
鉄腕スプリットリングハイテナシティータイプ #5.5
スピンライダーディープ製品紹介ページ
(庵原 英晃)
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