2012年八丈島J−1GP  [柳賢太郎]


5/12(土)5/13(日)の両日、八丈島で行われたJ-1GPに初参加してきました!

私は、ネイチャーボーイズAチーム(親方、中島さん、丁さん、寺西さん、柳)での参戦。
仙台の仲間であるチームピラニアwithウミマンと前日入りしましたが、今回は敵です!(
笑)
 仙台のジギングチーム「ピラニア」の代表を務める私は、このチームだけには負けるわけにはいかないのです!!

前日プラはソルトワールドの取材だったのですが、私個人の結果はなんと、ノーバイト。
早速、八丈島の洗礼を浴びることに・・

それに引き替え仙台組はパパの計らいもあり、松丸さんに乗船しヒラマサ15kgを筆頭に、10OVERのキハダにキーパーサイズのカンパチにと、手応えを感じていた様子。








なんの手応えもなく迎えた大会初日。
パパの挨拶の後、2日間の運命を左右するであろう船抽選の大役を命じられ、私が手にした紙には、「君丸」の文字。



一路、君丸さんの出船場所である神湊港へ移動し、全船同時スタート。
この日は、風速10m・ウネリの高さは34mという悪条件。
前日、キハダが釣れていた八丈小島を目指すも、途中で断念。
風裏と思われる、島の南東方向へ舵を向ける。

大荒れの中、石積ケ鼻周辺で釣りを開始。
なかなか、良い根があっても魚群が確認出来ず、船長も、数々のポイントを回ってくれます。
今まで経験した事のない、2枚潮、3枚潮が思ったジャーク、ジグへの入力をさせてくれません。
ポイント移動を繰り返すも、船中ノーバイトが続きます。
辛い時間帯が刻一刻と過ぎ、メンバー全員焦りの色が。チームメンバー休むことなく、ジグのサイズやカラーを交換し、狙いのカンパチ・ヒラマサからのバイトを信じシャクリ倒します。
中島さんに、待望のHITがあったものの、リリースサイズのカンパチ。

その後、終了一時間前に時合いがあったものの、キーパーサイズのキャッチは中島さんと寺西さんの2本のみ。
私も、八丈初のHITがあったものの、根擦れを恐れ、強引なファイトをしてしまい2バラシで初日目が終了となりました。
パパズインへ検量に行くと、我々同様に、貧果に苦しむチームが多いとのこと。




しかし、小島へ向かったチームは、1015㎏のキハダを持ち込んでおり、会場を沸かせていました。

全チームの検量が済み、夜はお楽しみの親睦会。
中間結果が発表されると、初日目の1位は、なんと初参加の仙台チーム「ピラニアwithウミマン」
キハダのパターンを当て、キハダ15㎏、13㎏×2 の計3本にカンパチ1本をウエイイン!!2位は同じくキハダを3本釣ったチーム「オーシャンマーク&ベインズ」



私は、初の八丈島でプラも含め2日間ノーフィッシュ。このままでは、仙台には帰れません!!
最終日に全てを掛けるしかありません。


そして、焦りの中、迎えた最終日
この日は、前日の強風も収まり、また複雑に飛んでいた潮も緩むとのこと。
船長判断で、昨日行けなかった小島へ行く事に決定。この日の沖上がりは1100
時間は長くはありません。チーム全員で、引き出しの全てを出し切ります。
しかし、無情の船中ノーバイトが続きます。
900 船長の判断で、小島からポイントを大きく移動。
狙いをカンパチ・ヒラマサに絞り、水深70120mの起伏に富んだボトムを狙います。
小島周辺より、透明度がかなり高く澄潮なのが、気掛かりでした。

そして、全員が「このまま終わるのではないか・・・」と思った1000過ぎ。
潮が緩んだタイミングで、今までのスイムライダー200g230gから、180gへウェイトをチェンジ。

緩く流れている潮に乗せるイメージでワンピッチ。適度なラインスラックを感じ、ジグが泳いでくれている感覚が手元に伝わる。すると、待ちに待った待望のHIT!!
底から1015mでのHIT。昨日のバラシの反省を活かし、慎重にファイト。
上がってきたのは、私自身が一番憧れを抱いている「ヒラマサ」



事前に丁さんから、「八丈ではあまり小さなヒラマサは少ない」と言われていましたが、上がってきたのは4.2㎏の小型ヒラマサ。しかし、3日間ノーフィッシュだった私には、大変嬉しい、八丈初フィッシュ!!

しかし、喜んでばかりはいられない。魚をキープし、ラインをチェック。
今の時合いに全てを掛けるしかない。競技終了までは、3040分しかない。

同様のパターン、3日間でようやく、「コレだ!!」と掴んだジグの感触。
高感度のIRON WHIPー613から伝わる情報を頼りに、釣れた時と同様のジグへの入力。

そして再びHIT!先程のヒラマサより明らかにデカい。
底から約1520mで掛けた魚。普段の鰤ジギングでは経験出来なかった根際での攻防。
ドラグを締め、ロッドを絞り込み止めようとしたその瞬間にフックアウト。
痛恨のバラシ。これで、私の八丈島3日間は終わりました。

最後の最後で、親方がカンパチ3kgを追加し、無念のストップフィッシング。

悔しさを噛みしめながら、2日間、共に戦い抜いてくれた船長に別れの挨拶をし、検量会場のパパズインへ。

すると、昨日とは打って変わり、たくさんの魚達がウエイインされている。
ヒラマサ、カンパチの10OVER。昨日に続きキハダの姿も。

私の気掛かりは、仙台の仲間「チームピラニアwith ウミマン」の釣果。
結果を出せなかった私に変わって、仙台に名誉ある優勝のトルフィーをと、願いました。


そして結果発表。
チーム総合
1位 オーシャンマーク&ベインズ
2位 ピラニアwithウミマン
3位 チームGuide

惜しくも、仙台チームは準優勝という結果でしたが、ジギングの世界では無名に近い仙台の名を刻んだ栄えある賞だったと思います。今回は敵チームでしたが、仙台の仲間が結果を残せたこと、また、ほぼ鉄ジグでの釣果であった事がほんと嬉しく、誇らしく思えました!

とは、言ったものの、やはり悔しい!!!!
来年は見てろよ(笑)

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