11月4日、外房大原の山正丸・山口徹船長にお世話になり、ヒラマサジギングに釣行しました。
前回の外房ジギングトーナメント翌日10月22日以来、2週間ぶりのジギングとなります。
前回の外房ジギングトーナメント翌日10月22日以来、2週間ぶりのジギングとなります。
今回の課題は、前回の釣行で得られた中層での巻きジャクリでの釣り、向かい潮において自分のイメージ通りにボトム付近で立ち上がりのアクションをさせられるかテーマとして、与えられた以下の2点を行いました。
「① プロトタイプの鉄ジグ180g、260g、プラグ50gのテスト」
「② 鉄ジグ新カラー4色のうち検証中のUVピンクカラーで魚の反応をみる」
です。
※以下、体感的な部分で細かい表現が含まれますが、潮と風によるラインスラックの出方と入力の表現を実験的に〝こんな感じ〟と表現するために、また個人的に再現性あるものとして残してみています。
※以下、体感的な部分で細かい表現が含まれますが、潮と風によるラインスラックの出方と入力の表現を実験的に〝こんな感じ〟と表現するために、また個人的に再現性あるものとして残してみています。
前日、南房布良沖から転戦して午後10時過ぎに大原港入り。
左舷ミヨシ2番が空いていたので釣り座を確保して、港で仮眠を取ります。
午前5時過ぎに準備が整ったところで出船。
山口徹船長の操船で大原沖に向かいます。
向かったのは水深40〜50m前後の根周り。
天候は曇り。南寄りの風で、海面はやや波立っている様子。
日の出とともに鮮やかな朝焼けとなり、天候が崩れそうな感じです。
少なからず鳥が回っており、雰囲気は上々でした。
WATARIGARASU160Fチューンドプロトタイプをキャスティングタックルにセット。ジグは、水深に合わせてオールマイティーに使えるスイムライダー150g(グローヘッド)。
「はい、到着しました。水深40〜50m。根周りのフラットな底から根周りに上がって行きますので、根掛かりに気をつけてくださいね」という山口船長の丁寧なアナウンスでスタートします。
左舷側が払い潮側の流し。船下にジグを投入して、強めのサミングでまっすぐにラインを入れることを意識。ボトム着底からラインスラックを取って、初速をつけた手元の振り幅30cm程度のワンピッチジャーク。
5シャクリ程で青物らしいバイト!
しばらくして上がってきたのは、サンパク級(イナダ〜ワラサ)。
一投目から幸先よくヒットを得られて内心ホッとしました。
船長が着けてくれた反応に対して、魚の目の前にジグが落ちたような感じです。
これと同時に船内では小型のスマ、ハガツオが上がります。
これと同時に船内では小型のスマ、ハガツオが上がります。
ボトムから10巻き程度でヒットしたハガツオ。
JIG:スイムライダーショート145g(UVピンク)
HOOK:幻2/0 撞木
ASSIST:マリンアシストDC60号3cm
船内では左舷トモの武井さんがサンパクをキャッチ
さらに外房の大先輩・土井上さんが同型を上げます。
比較的澄んだ潮色と、上がってくるジグの温かさから潮温24度前後あるのではないかと推察されました。
さらに、水深40〜50mでポイント移動を重ねて行きますが、青物の活性は低く、ハガツオが時折ロッドを曲げる程度です。ハガツオはボトムから中層、スマは表層の15m以上に反応があるようでした。
その後もパッとしない反応が続き、船長もポイント選択に頭を悩ませている様子です。
昼前になり、「鳥が回っている」という無線を受けて大原より北側の太東岬沖へ。
青緑色に強い濁りが入ったシャローエリア水深10〜15m。
周りには、活きイワシを使ったヒラメ船の船団が展開しています。
鳥が回っている下を見ていると、一瞬水面がざわつくハネが見られます。
すぐにキャストやジグキャスト、シンキングペンシルで撃っていきますが、ピンポイントに入っても食わない。おそらく小型のサワラ(サゴシ)のように思われましたが、結局ノーヒットに終わります。
正午前に帰港。お客様が入れ替わり、再度出港となります。
昼食後、大原から南側の勝浦方面へ舵を向けます。
突如、スコールのような豪雨で海面が沸き立つ中、水深30m〜40m前後のポイントに到着。根が点在するポイントで、やや深めのエリアから浅根をドテラ流ししていきます。
向かい潮気味になる流しでスタート。
向かい潮気味になる流しでスタート。
スイムライダーショート145g(UVピンク)をボトム着底後から潮に絡むように強めの初速を入れたワンピッチジャークと、巻きジャクリ気味にスイッチしながら反応を探っていくと早速ヒット!
青物らしい引きを見せたのは、少しサイズアップとなるサンパクサイズ。
JIG:スイムライダーショート145g(UVピンク)
HOOK:幻2/0 撞木
ASSIST:マリンアシストDC60号3cm
魚を持っていると、後ろのお客様にヒット!
右舷胴の間に入られていたお客様がスイムライダー135g(グローヘッド)でサンパクをキャッチ。今回、外房ジギングで初めての青物とのことでした。鉄ジグでのファーストキャッチおめでとうございます!自分の魚以上に嬉しい1本でした。
さらに、左舷ミヨシに入った常連・浜田様が鉄ジグでハガツオをキャッチ!
JIG:スイムライダーショート145g(マイワシ)
午後3時過ぎ、真潮根方面に船を向けます。
潮は2ノット程度流れており、根周りに潮波が立つ〝これぞ真潮根〟といった雰囲気。
水深30mから根のトップが水深10〜15m前後となる高根に向けてドテラで流していきます。
風と潮が逆なためか船が回りやすく、ラインメンディングに気を使う状況です。私は左舷ミヨシ2番で反対舷のお客様がいないため、釣座をスイッチしながらジギングで探っていきます。
左舷側が払い潮となる流し、「水深30mから上がって高根から下がっていきます」の合図で投入。
タックルは、NEW IRONRANGE683QD(クイックドライブ)に8000HG、エアブレイドワイルドエイトバーティカルPE4号、ジグはスイムライダー180g(グローヘッド)。
船下に投入し、強めのサミングでまっすぐに落とし、立ち上がりからよく動くように意識を集中します。
着底後、IRONRANGE683クイックドライブの長さとティップの張りの強さを活かして、
初速強めの手元の振り幅30cm程度のジャークで潮に乗せていくイメージで入力します。
ジグが程よく飛んで、横になったジグが潮に乗っている感触が伝わってきます。
着底後、IRONRANGE683クイックドライブの長さとティップの張りの強さを活かして、
初速強めの手元の振り幅30cm程度のジャークで潮に乗せていくイメージで入力します。
ジグが程よく飛んで、横になったジグが潮に乗っている感触が伝わってきます。
3シャクリ目でズドン!ガクガクと首を振るファイトが伝わります。
しばらくして上がってきたのは本命ヒラマサ。
渋いなかでの嬉しい1本でした。
船長の絶妙にポイントに着ける操船技術と、軽比重な鉄ジグならではの底からレスポンス良く動く特性が発揮させられた魚と感じました。
また、真潮根のような潮が速く、複雑なエリアでは少し重めなスイムライダー180gなどが欠かせません。
ぜひ、お試しください。
また、真潮根のような潮が速く、複雑なエリアでは少し重めなスイムライダー180gなどが欠かせません。
ぜひ、お試しください。
TACKLE DATA
ROD:IRONRANGE683QD
REEL:8000HG
LINE:AIRBRAID WILDEIGHT VERTICAL PE#4
LEADER:Floro#14
HOOK:幻2/0,MARINE ASSIST BLACK#60
JIG:SWIMRIDER 180g(Glowhead)
ようやく食ってきてくれた魚に感謝してリリース。
その後もサンパクからワラサ級が船中を賑わせてくれました。
常連の安藤さんも良型をキャッチ!
夕暮れ前には、シャローエリアで一発大物を狙いましたが、不発に終わり帰路に就きました。
なお、翌日には同海域で15kgヒラマサがキャスティングでキャッチされていました。
水温やベイトの出入りによって移り変わりが激しい時期ではありますが、状況に合わせてキープキャスト、キープジギングしていると一発が訪れるのが外房ヒラマサの魅力とあらためて感じました。
今回、与えられた課題の一部しか達成できませんでしたが、手応えは感じることができました。
今後も、財布と年末進行の許す限りビッグサイズを求めて通い込んでいきたいと思います。
山正丸・山口徹船長、同船された皆様ありがとうございました!
山正丸・山口徹船長、同船された皆様ありがとうございました!
タックルデータ
向かい潮・払い潮兼用タックル①
ROD:NEW IRONRANGE IRNB-683QDクイックドライブ
REEL:STELLA10000HG(9分巻き)
LINE:FishingFighters AIRBRAID WILDEIGHTバーティカルPE4号にフロロリーダー14号5ヒロをスピニングノッターリバースでPRノット結束
JIG: 鉄ジグ、スイムライダー150g、180g(グローヘッド)スイムライダーショート145g(プロトカラー・UVピンク)。
HOOK:幻2/0 撞木、IRONHOOK SS4/0
ASSIST:マリンアシストDC60号3cm
払い潮・向かい潮兼用タックル②
ROD:NEW IRONRANGE IRNB-683NDナチュラルドライブ
REEL:STELLA14000HG(9分巻き)
LINE:FishingFighters AIRBRAID WILDEIGHTバーティカルPE4号 フロロリーダー12号5ヒロをスピニングノッターリバースでPRノット結束
JIG:ウィグルライダー190g、ウィグルライダー210g、カレントライダー220g、260g
HOOK:幻2/0 撞木、IRONHOOK SS4/0
ASSIST:マリンアシストDC60号3cm
払い潮タックル②
ROD:NEW IRONRANGE IRNB-662QDクイックドライブ
REEL:STELLA14000PG(9分巻き)
LINE:FishingFighters AIRBRAID WILDEIGHTバーティカルPE3号
フロロリーダー12号5ヒロをスピニングノッターリバースでPRノット結束
JIG:鉄ジグ、ウィグルライダー128g(プロトタイプ)、
HOOK:幻2/0 撞木、IRONHOOK SS4/0
ASSIST:マリンアシストDC60号
接続金具類は全てFishingFighters 鉄腕WDリング♯5.0&鉄腕スプリットリング♯6.5
キャスティングタックル①
ROD:BLC84・22
REEL:STELLA14000XGに14000PDSスプール
LINE: FishingFighters AIRBRAID WILDEIGHT キャスティングPE4号
LEADER:ナイロン80Lb
LURE:WATARIGARASU160F(チューンド プロトタイプ)
HOOK:SP-XH2/0
RING:鉄腕WDリング#7.0、鉄腕スプリットリング#6.5
キャスティングタックル②
ROD:BLC84・20
REEL:STELLA14000XGに8000スプール
LINE: FishingFighters AIRBRAID WILDEIGHT キャスティングPE4号
LEADER:ナイロン80Lb
LURE:WATARIGARASU160F
HOOK:SP-XH2/0
RING:鉄腕WDリング#7.0、鉄腕スプリットリング#6.5
<状況とジグ選択・アクションパターン>
●水深10~50m前後の程よく流れる向かい潮=ラインスラック目安が平均+20~25cm
IRONRANGE683クイックドライブ、ナチュラルドライブに14000HGワイルドエイト4号9分巻き(最大1巻き115cm前後)
・スイムライダー90g、120g、150g、180g
・スイムライダーショート80g、145g、175g
・丸棒ジグ180g(プロトタイプ)
・スイムライダー260g(強化アイ)プロトタイプ
●水深10~50m前後の1~2ノット流れる払い潮=ラインスラック目安が平均-20~40cm
IRONRANGE662クイックドライブに14000PG
ワイルドエイト4号9分巻き(最大1巻き100cm程度)
・スイムライダーショート145g
・ウィグルライダー128gプロトタイプ32-23、123g33-15
・カレントライダー150g、180g
アイアンレンジ製品情報
http://www.e-natureboys.com/products/JIGGINGRODS/IRONRANGE2018.html

フィッシングファイターズ製品情報
鉄ジグ製品情報
山正丸様釣果ブログ
(下中 桑太郎)
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