2019年5月3日〜5日 長崎県対馬沖ヒラマサジギング スイムライダー266g &スイムライダーショート298g 下対馬・みち丸 小茂田沖〜豆酘崎、郷崎沖[下中 桑太郎]






4/30〜5/6にかけて長崎県上対馬ロックショア〜下対馬オフショアジギングに行ってきました。


前半2日間は、上対馬比田勝の柳荘・柳丸さんにお世話になり、沖磯・ボートからヒラマサキャスティング、ロックショアゲームへ。柳丸船長のお陰でボート、磯からのヒラマサを釣ることができました。

前半・上対馬のレポート
https://natureboysgirls.blogspot.com/2019/05/201943052.html

その釣りを終えて、路線バスで比田勝から厳原までは3時間弱。





後半3日間は、京都のフィールドスタッフ岡本和朗氏にお誘いいただいて、下対馬・みち丸さんにお世話になりヒラマサジギング乗合船へ。


対馬の中央に位置する美津島からの出船を生かして、対馬東回りの豆酘崎、西回りの郷崎を探りました。


以下は、後半となる下対馬でのオフショアジギング実釣レポートです。




DAY1 西回り〜豆酘崎

午前4時20分厳原着のフェリーで対馬入りした岡本和朗氏と5時過ぎに合流。
そそくさと準備を済ませて、波多野船長の車で美津島方面へ。
今回は、常連の土屋様4名様との乗合3日間の日程となります。



準備が整ったところで6時半過ぎに出船。


美津島からはリアス式海岸で島々が入り組んだ地形の浅茅(あそう)湾を抜けて西側へ。
西側回りで小茂田沖〜豆酘崎(つつざき)方面に向かいます。




対馬西沖では、地理的に韓国が近いため韓国の電波を拾ってしまうため、ローミングはオフに設定。

しばらくポイントに向けて走っていると、沖めで一面のナブラが発生。
鰤族らしいナブラですが、50m四方はある大規模で大きそうな個体が跳ねています。


波多野船長が素早くナブラに着けたところで、ヒラマサ誘い出し用6号タックルでワタリガラスクイックドライブ160F(トビイカ)をキャスト。


沸いている側で首振りアクションさせると、早速バイト。
ワタリガラスクイックドライブ160FQDの蒸着メッキカラーは、白泡の立つナブラのなかでもメッキカラーがギラギラと光って良い感じです。






40lbロッドのためすぐに寄ってきますが、7〜8kg級の丸まる太ったワラサ・ブリ。




ヒットルアーは、ワタリガラスクイックドライブ160FQD(トビイカ)




その後もルアーがナブラに入るたびにヒットし、7〜8kg級のワラサ・ブリを3キャッチ!
従来のワタリガラス160Fよりもやや斜め浮きバランスとなり、イワシを食い散らかしているナブラのなかでの蒸着メッキカラーのアピールも抜群。


追ってくるが口を使わない個体も多いですが、クイックに動くことにより船際によって来てからのヒットもありました。



しばらくナブラを追い回していると、船が近づくと沈んでしまうように。
そこで、より飛距離が出せる180mmダイビングポッパーにチェンジ。








砲弾型のボディにより向かい風でも軽く飛距離が出て、ナブラを追い越すほど飛ぶ感じ。
ティップを下げるとダイビングポッパーとして、泡を引きながら直線的にローリングするアクション。


ティップを上げてラインスラックと間を与えると、小口径カップでポッピングします。

早速、水を噛ませたポッピングからローリングダイブさせるとヒット。
慌ただしい船上で写真を撮る間がなかったですが、魚は素直に反応してくれました。




180mmダイビングポッパー プロトタイプA1(80〜90g)


午前9時過ぎ、小茂田沖〜豆酘崎沖にかけてのポイントに移動。



水深60m〜80mの底から20m前後立ち上がっている反応に合わせて船を当て、エンジンをかけながらのドテラ流し。




アイアンレンジ683QDのタックルにスイムライダー266g(プロトタイプ33-14)をセット。

軽く上潮側にキャストしてフォール。
極端に細い強化アイを備えた266gは、300g以上とも思えるようなスピードで沈んでいきます。


ジャカ巻き10回でラインスラックを取ってから、手元での振り幅40cm以上の初速をつけたワンピッチジャーク。

極端に細い強化アイにより、気持ち良くスパッと潮を抜けて初速のついたロングスライド。


ボトムから15mほどの反応を抜けきる手前でゴゴンッと巻きが止まるバイトが到来します。
ヒラマサかと思うほどの元気の良さですが、上がって来たのはワラササイズでした。




その後も、魚探に反応はあるものの、風なし・潮なしで魚が口を使わない状況が続きます。


そんななか、右舷トモ寄りに入った岡本和朗さんにヒット。

小型ながら上がって来たのはヒラマサでした。



ヒットジグはスイムライダー266g(33−14)。


その後、豆酘崎沖へ。
岬から突き出た沖合にある灯台が印象的。
この日は、ベタナギ、無風でしたが超一級ポイントだけに期待が高まります。



「豆酘崎の岬からの海底山脈。水深60mから40mで、漁礁周りにも入るよ」と波多野船長。
しばらく流すが、海底山脈側では反応なし。


そこで、水深40m〜60mの漁礁周りへ。
魚探の反応を見ると、ボトムから25mほどの構造物周りに分厚い反応が。
ストラクチャーに着く大型を狙って、アイアンウィル595+PFに20000PG、フロロリーダー20号、スイムライダーショート298g(プロトタイプ)のタックルに変更。


合図とともに投入。ピンポイントで漁礁周りのボトムや漁礁のトップを約300gのジグで直撃します。


3、4回巻いてラインスラックを取ってから手元の振り幅40cmほどのストロークを幅広く取ったワンピッチジャーク。




肉厚でずんぐりむっくりした形状のショートジグだけに、1シャクリごとになかなかの抵抗感が伝わって来ます。

それでもレンジを上げ過ぎずに水押しの強いショートタイプを、ギュンギュンと首を振らせてくるイメージでワンピッチジャーク。

5、6シャクリしたところでズッドン!

気持ち良くアイアンウィル595が曲がります。
初期ドラグ8kgほどに設定していたため、瞬間的にジジッと出る程度でしたがなかなかの引き込み。
アイアンウィル595を曲げて保持していると、しっかり曲がりながら復元してくれるので、その分をリールで回収しながらファイトします。


海面に姿を見せたのはナイスサイズのヒラマサ。




ヒットジグは、スイムライダーショート298g(プロトタイプ)



ROD:IRONWILL595+PF
REEL:SHIMANO STELLA SW20000PG(9分巻き)
LINE:FishingFighters AIRBRAID WILDEIGHTバーティカルPE4号フロロリーダー20号5ヒロをスピニングノッターリバースでPRノット結束
JIG: 鉄ジグ、スイムライダーショート298gプロトタイプ
HOOK:バーティカルヘビー8/0,MARINASSIST PC#60 5cm



スイムライダーショート298gは、まだまだ今後のリリース予定は立っていませんが、個人的にはサイズダウンして230g、260g程度であれば使えるシーンが広がると感じます。


その後、トモ側に入っていた岡本さんにヒット。
鋭い首振りとともに上がって来たのは良型のヒラマサ。




ヒットジグは、スイムライダー258g(33−23プロトタイプ)
258gながら全長280cm近い極端に細長くシェイプアップ。
細くしても本体が曲がることがない鉄ジグの剛性を生かしたロングスライドモデルです。
こちらも強化アイ仕様。



ここまでの鉄ジグでのヒット率の高さから、同船した居内様、辻様に鉄ジグをお使い頂くと、早速ヒラマサとワラサ・ブリがヒットします。


魚の活性が高い時間帯には、少ない力で良く動く、良く泳ぐ鉄ジグの運動性能がいかんなく発揮されます。



辻様、スイムライダー230g(アルミシルバー)でヒラマサ。




居内様、スイムライダー180g(アルミシルバー)でブリ。





私もスイムライダー266g(32−14)でヒラマサと続きます。



やがて、さらに潮流が緩くなるとブリ・ワラサの反応があってもなかなか口を使わない時間帯が過ぎていきます。




最後に沖合の水深100m前後を探るも反応はなく、午後4時過ぎに沖上がり。





私としては十分に釣れている印象でしたが、10年来対馬のジギングに足を運ぶ岡本氏からすると、「まだまだこんなもんじゃない」ということ。
船長も「どこにいってもヤズばかり」と頭をひねります。








独特の地形の浅茅湾を抜けて美津島の船着き場に戻ると、波多野船長自らキープした魚を締めて、捌き、氷締めまで処理してくれます。




今回、私と岡本氏は特に送り先などの予定がなかったため、土屋様グループに一部差し上げました。


DAY2 東回り〜豆酘崎〜厳原



午前6時前に出船。




散発的にナブラはあるものの、昨日のような鰤ナブラのモーニングサービスはなく、ワラサ数尾キャッチしたのみ。



8時過ぎにはジギングのポイントへ移動となります。
朝からヤズが多く割愛しますが、水深80m前後のポイントでどうにか見れるサイズのヒラマサをキャッチ。





この日もベタナギ、無風となかなか釣りづらい状況が続きます。
ゆったりしたワンピッチジャークや連続的な縦軌道のシャクリだとヤズが多く、
幅広いストロークで初速をつけたロングスライドには、ヒラマサが反応して釣れるように感じました。


10時過ぎ、水深80m前後のボトムをゆったりとしたワンピッチジャークで探っていた岡本氏に一際力強いヒット。


重厚感のある引きでやり取りの末、上がって来たのは10.5kg鰤。




この前に土屋様が上げていた10kgオーバーとほぼ同サイズです。




その後はすっかりワラササイズのみのヒットに。
水深80mの中層40m前後に浮いた反応を上から60mほど沈めて誘ってくると釣れるパターン。



鉄ジグ、スイムライダー150g(UVカタクチ)にて。
UVカタクチは、紫外線反射塗料のケイムラヘッドとも言えるカラーです。
晴天下の澄み潮の状況では、青物に好反応なカラーです。

この日は、緩潮の時間帯に土屋様グループが良型のマハタ、アラ、カンコ(ウッカリカサゴ)などの美味な魚を揃えていました。




対馬の海の豊穣さに驚くばかりです。



DAY3 西回り〜郷崎沖







午前6時前に出船。
「西周りでカミの方に上がってみよう」と波多野船長。
美津島の船でも下対馬方面に向かう船はあっても、上対馬に向かう船は少ないと聞いていたので貴重な経験です。



朝のうちは、郷崎沖の水深40mから60mへ。
ほどよく風もあり、朝のうちはサーフィッシュポローニア220Fで誘い出しを試みますがバイトはありません。

魚探の反応を見ていると、水深80m前後でタナ40m前後に上ずった反応が多いように感じられました。
そこで、アイアンレンジ683ナチュラルドライブにスイムライダー266gで中層を幅広く、角のないジャークで手早く探るとヒットが出るように。

ワラサに混じって、可愛いヒラマサ。



やはり多少スピードを上げたほうがヒラマサが食って来ました。




ウィグルライダー225g(アルミシルバー)を使っていただいた居内様にもヒラマサ。



続いて、258gでヒラマサ。



その後、潮流が緩い時間帯になってくると、緩い潮流に絡みやすく、ベイトフィッシュのサイズに合わせたショート系を弾いて横に向かせるジャークに反応するように。




スイムライダーショートラトル180g(シルバーホロ)



ここまでヒラマサ4尾釣りますが、小型の数釣りに終始してしまっている印象が強く、釣り方を初速のあるロングストロークジャークに戻します。



そろそろ沖上がりの迫った3時前。
船長が大きく東側にポイント移動。


水深80mのポイントで釣りを再開すると、比較的潮流が流れているようでラインが斜めに流れるように。



最後の3流しは、トモ寄りに入った岡本氏の独壇場でした。

反応を捉えて流し始めるとすぐに10数巻きで岡本氏にヒット!
5、6kg級のヒラマサ・ブリが連発します。


いずれもヒットジグは、スイムライダー266g(プロトライプ33−14)
ヒットパターンは、手元の振り幅50cm近いロングストロークジャーク。
ジグは、潮抜けの良い266gのため、はためから見るよりもキツくはないものの大きく動かしてアピールしている印象でした。

最後の流し。
またもや流し始めに岡本氏にヒット!




ロッドを大きく絞り込む引き。
ガンガンという頭の振りがロッドティップを何度も叩きます。

やがて上がって来たのはナイスサイズのヒラマサ。



ヒットジグは、スイムライダー266g(プロトタイプ33-14)




最後の最後までしっかり釣り抜く岡本氏に対馬のヒラマサが応えてくれました。



岡本氏のタックル
ROD:RF633LR
REEL:SW10000HG
LINE:PE#5
LEADER:Fuloro100Lb
JIG;SwimRider266g(Prototype33-14 2019/10 on Sale)


魚からの答えをもらい、昨年から取り組んでいたスイムライダー260gは、最もバランスの良い33—14プロトタイプ266gを合格。


2019年秋、10月発売を目指して製品進行。さらに実績を重ねて行きます。



同船した皆様、波多野船長ありがとうございました!









タックル①
ROD:IRONWILL595+PF
REEL:SHIMANO STELLA SW20000PG(9分巻き)
LINE:FishingFighters AIRBRAID WILDEIGHTバーティカルPE4号フロロリーダー20号5ヒロをスピニングノッターリバースでPRノット結束
JIG: 鉄ジグ、スイムライダー266g(プロトタイプ33-14・2019年秋発売予定)、スイムライダーショート298gプロトタイプ
HOOK:バーティカルヘビー7/0、8/0
ASSIST:マリンアシストDC60号4cm

タックル②
ROD:IRONWHIP IWNB613
REEL:SHIMANO STELLA SW14000PG(9分巻き)
LINE:FishingFighters AIRBRAID WILDEIGHTバーティカルPE4号フロロリーダー16号5ヒロをスピニングノッターリバースでPRノット結束
JIG: 鉄ジグ、スイムライダー266g、254g、263g(プロトタイプ33-14・2019年秋発売予定)
HOOK:バーティカルヘビー7/0、幻3/0 を使用した自作シングル
ASSIST:マリンアシストDC60号4cm

タックル③
ROD:IRONRANGE683 QUICKDRIVE
REEL:SHIMANO STELLA SW8000HG(9分巻き)
LINE:FishingFighters AIRBRAID WILDEIGHTバーティカルPE4号フロロリーダー18号5ヒロをスピニングノッターリバースでPRノット結束
JIG: 鉄ジグ、スイムライダー266g、254g、263g(プロトタイプ33-14・2019年秋発売予定)
HOOK:バーティカルヘビー7/0、幻3/0 を使用した自作シングル
ASSIST:マリンアシストDC60号3cm

タックル④
ROD:IRONRANGE683 NATURALDRIVE
REEL:SHIMANO STELLA SW8000HG(9分巻き)
LINE:FishingFighters AIRBRAID WILDEIGHTバーティカルPE4号フロロリーダー16号5ヒロをスピニングノッターリバースでPRノット結束
JIG: 鉄ジグ、スイムライダー266g、254g、263g(プロトタイプ33-14・2019年秋発売予定)
HOOK:バーティカルヘビー6/0、幻3/0 を使用した自作シングル
ASSIST:マリンアシストDC60号3cm


キャスティングタックル①
ROD:BLC83/40
REEL:SHIMANO STELLA SW18000HG
LINE: FULLDRAG 8号
LEADER:OCEANRECORD180Lb
LURE:SURFISHPALOWNIA220F
HOOK:チューンド管ムロ35号自作(9.5g)
ASSIST:MARIN ASSIST DC#85
RING:鉄腕SUSスイベル#1/0、鉄腕スプリットリング#8.5

キャスティングタックル②
ROD:EP86/40
REEL:SHIMANO STELLA SW14000XG
LINE: FULLDRAG 6号
LEADER:OCEANRECORD140Lb
LURE:WATARIGARASU160F、180mmダイビングポッパープロトタイプ
HOOK:SP-XH2/0、自作シングルフック
ASSIST:MARIN ASSIST DC#60
RING:鉄腕WDリング#7.0、鉄腕スプリットリング#7.5

<状況とジグ選択・アクションパターン>
●水深40~110m前後の緩潮。エンジンをかけながらのドテラ流し、ポイント=ラインスラック目安が平均+15~20cm
IRONWHIP613に14000PGワイルドエイト4号9分巻き(最大1巻き105cm以上)
・スイムライダー266g(プロトタイプ33-14・2019年秋発売予定)
・スイムライダー150g、180g、200g、230g
・スイムライダーショートラトル180g



IRONRANGE製品情報



鉄ジグ製品情報

フィッシングファイターズ製品情報

(下中 桑太郎)









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