2019年4月30日~5月2日 ショアヒラマサ 上対馬沖磯ロックショア 比田勝・柳荘(柳丸) 三ツ島灯台〜黒鼻の沖磯[下中 桑太郎]



4/30〜5/6にかけて長崎県上対馬ロックショア〜下対馬オフショアジギングに行ってきました。

前半2日間は、上対馬比田勝の柳荘・柳丸さんにお世話になり、沖磯・ボートからヒラマサキャスティング、ロックショアゲームへ。


今回、福岡経由、路線バスで博多港から10時20分発のフェリーを利用して上対馬に向かいました。



博多駅から博多ふ頭へは、路線バスで10分程度


博多ふ頭からは壱岐、五島、対馬方面への深夜発フェリーが発着します。


今回は、午後10時20分発のフェリーで上対馬比田勝港に向かいます。
2等船室の予約はなく、9時頃から先着順となります。


以下は、前半となる上対馬での実釣レポートです。



DAY1 ボートキャスティング〜三ツ島灯台

午前4時20分、比田勝港着。
5時過ぎに空が白むとともに出船。



「投げながら行くから1本出しておいて」と船長。
船長も投げる気満々で、朝イチからボルテージは最高潮!


大浦湾から航程10分のワンドでキャストすること3投目、派手なスプラッシュを上げてバイト!



おぉ、いきなり食った。しかも良いサイズ。

レイジングブル98XSにステラ18000番PE8号タックルがグングン曲がる!

ドラグが出るほどではないですが、掛かりが悪いのか、とにかく抵抗感が凄い。




上がってきたのは、管ムロ35号が口と背中に掛かった7kg級ヒラマサ。
やっぱりヒラマサは格好いい。



タックルは、レイジングブル98XS、18000HGにPE8号、ルアーは、サーフィッシュポローニア220F。





さらに、三ツ島灯台周りの瀬でキャスティングして、4〜5kg数尾をキャッチします。
この時点でかなり大満足。


むしろ、磯に乗らなくても…という思いが脳裏にかすめます。




渡礁後、三ツ島灯台西側へ。
先行者2人と交代しつつ瀬波周りをプラグで探りますが、反応は乏しく各ポイントを回ります。



船着場側の船道は流れが強く、渡渉後の潮位が高い時間帯の朝イチにお勧めとのことでした。桟橋から潮波が狙えるポイントです。



東側は遠浅な瀬が続きます。干満差が大きいときには、瀬渡しもできそうですが、、。
この日はアプローチが難しい状況でした。



メインとなる西側のテラスは潮位が低くなってからエントリー可能。
瀬波にアプローチできるため、プロトルアーを大物用タックルで遠投して探ります。


80~90gプロトルアーは、逆風のなかでも抜群の飛距離。
ダイビングペンシルのように水を噛んで良い感じに動いていました。







夕方の5時でタイムアップ。
迎えの船に乗り込み、帰路もキャスティングでランガンしながら戻ります。



お客様を磯で回収して、宿へ



宿に戻ると「今夜は外で色々焼いて食おう」と船長。









いちいち自由奔放で楽しい柳荘。宿のお爺さん、お婆さん、近所の方まで交えたホームパーティー。







釣ったばかりのヒラス、イサキや岩壁から引き上げたサザエ、アオリイカなどを良い意味で雑に焼いたり、ヒラス、イサキ刺身と白飯を頂きます。

居合わせたお客様の君島夫妻は、10数年通っているという筋金入りのロックショアアングラー。関東在住ながら上対馬をホームにNZ、男女群島、大東島、海外など遠征経験も豊富です。

そんな夫妻が、まるで実家のように楽しんでいる様子からも柳荘の居心地の良さが伺えました。







DAY2 ボートキャスティング〜黒鼻の沖磯




午前5時過ぎに出船して、沖磯周りでボートキャスティング。この日はたっぷり2時間ほど瀬波周りを撃つも、船長に1尾だけ。




ガンガン潮は効いているけれどベイトの寄りが悪い印象でした。

そんなこんなでボートゲームを楽しんでいる間に、灯台にはすでに5名の先行者が入っていました。



そこで、船長の提案で黒鼻の沖磯へ渡ることに。
昨日、3投目で魚をキャッチしたエリアです。
ベタナギ、微風と雰囲気は乏しいですが、先行者はなく魚がいれば反応してくれるはず。



サラシは無いですが、磯周りのヒラスズキからチェック。突端の潮通しが良い磯周りに向けてヨカトキ160をキャスト。


アウトサイドの磯際水深1mくらいを通すイメージで引いてくると、ひったくるようなバイト。

期待していなかった分、いきなりのヒットに驚き。
スピードのある突っ込みを見せます。なかなかスリリング!

PE2号60lbと強気なタックルだったので根周りに走らないように一気に寄せて、スリットのサラシからずり上げます。








銀ピカの魚体は50~60cmのヒラスズキ。





久しぶりに釣ったヒラスズキは、目がくりくりとしてとてもかわいい顔つき。
その反面、たくましいヒレが印象的でした。

Rod:PowerMaster110MHL
Reel:STELLA SW6000HG
Line:PE#2
Leader:60LB
Lure:YOKATOKI160SSP



その後、ダイビングペンシルのサーフィッシュポローニア220Fやワタリガラス160Fクイックドライブで、潮通しの良い沖め、磯周りをチェックしますが反応なし。
流石に日が高くなり雰囲気が感じられないなかで、トップウォータープラグは難しいかなと思いショアジギングに。



潮流は緩く、水深もそれほどないので鉄ジグ、スイムライダー65gとスイムライダーショート80gにIRONHOOK AK26シングルショートセットしてポイントへ。


磯の突端から右から左に向けて大きく潮目が流れています。水深は沖で15m~25m。



スイムライダー65gで磯際を軽く探ってから、沖めを幅広くキャストしていきます。



ショアジギングでの鉄ジグは、ロングロッドでのワンピッチでも潮抜けがよく、
ジャカ巻きやただ巻きでもジグがしっかりと泳ぐのがメリットとして感じられます。



しばらく磯周りをチェックし、リーリング主体の誘いで手早く探っていると、ジグが磯際まで来たところでヒット!



鋭く首を振りながら走る青物らしい魚体。

スリットや根周りに頭を擦りつけようとする魚を誘導してずり上げ。
待望のロックショアからのヒラマサ。



3.5~4kg前後のサイズですが、嬉しい1尾でした。




Rod:PowerMaster110H
Reel:STELLA SW6000HG
Line:PE#3
Leader:Fuloro60LB
Jig:SwimRider60g
Hook:IRONHOOK AK26








その後、午後4時の路線バスで下対馬に向かうため昼過ぎに磯上がりします。


渡船に乗ってからもしばらくキャスティングでチェック。


結局、小一時間くらい探ってから、「そろそろ、上がるとや?」とポイントを後にしようとすると、


いきなり20m四方一面が沸き出す。
すぐにキャストするもヒットは得られず。




「また、来てねってことたいね」と船長。


小アジ群れに一気に活性が上がったのかもということでした。


君島さん夫妻と昼食をともにしてから、比田勝から路線バスで3時間かけて下対馬へ。


柳丸船長にまたの再訪を約束して、比田勝を後にしました。






TACKLE DATA
ROD:POWERMASTER110H 、110MH
RAGINGBULL98XS2
REEL:STELLA SW6000HG.14000XG.18000HG
LINE:PE#3.#5.FULLDRUG#8
LEADER:60lb〜180lb


JIG:SWIMRIDER65g(ALUMISILVER)
LURE:YOKATOKI160
SURFISH PAULOWNIA220F
WATARIGARASU160F QUICKDLIVE(TOBIIKA)
HOOK:IRON HOOK AK26SS.管ムロ35号
TESTUWAN#6.5、#8.0





鉄ジグ製品情報

フィッシングファイターズ製品情報

WATARIGARASU160F製品情報


(下中 桑太郎)






3時間かけて、下対馬・厳原に到着しました。
みち丸さんでの3日間オフショアジギングレポートに続きます。
ご期待下さい。







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