2021年8月上旬 長崎発 夏マサキャスティング SURFISH 220F 佐世保・ブレイブスター[井野 隆一]





九州フィールドスタッフの井野です。


梅雨が明けて本格的な夏の到来ですね。


夏には夏らしい事をしたくなるのは皆さん同じではないでしょうか?


はい、行ってきました夏マサキャスティング。






今回も長崎のブレイブスターにお世話になりました。


今年の北部九州の夏マサはムラっ気がひどく、

20キロを超えるモンスターが1日数本上がる日もあれば、終日サウナクルージングで終了する日もあります。


出てみないと分からない状況の中3日間の大人の遠足へ出発しました。


1日目。

今日のムラっ気方は短時間爆発型でした。

朝の潮が緩んだ一瞬のみシイラやトビウオ、ダツにボイルし、あきらかにモンスターの水柱も確認出来ます。

しかし、射程範囲でのボイルが起きず船長含め皆さんヤキモキ。

諦めずにボイルが起こる場所を観察しそのラインをしつこく流していきます。


そして船長の読みが的中し、ついに射程圏内で始まりました。


ボイルが出ているのは11時方向50m先付近。


私はトモにいた為、不利な状況でしたが1番飛距離の出るややライトタックル(PE6号、リーダー120lb)でサーフィッシュ180をフルキャストします。


ボイル手前5m付近にキマり潜らせて泡を出すような大きいジャークを入れるとボブっとチェイス。


そのボイルで私含め3人がファイトを開始します。

前で投げていた方2人は10キロあるかないかの個体をキャッチ。



私には何故か3キロぐらいのミニマサ。



今の時期のアベレージからするとこんなに小さなヒラマサを釣るのは至難の技だと思います。

この魚が見えた瞬間、今日はダメかもって思いました。


勿論、船長からも散々な言われようでした。


そしてこれがこの日の最初で最後のチャンスとなり、真夏の灼熱無風クルージングを堪能して沖上がりとなりました。


夜は船長といつもの釣り好きNICEガイな店長が居るお店で作戦会議をして次戦に備えます。

カウンターの横に高級ルアーがデコレートされていますが次行った時はサーフィッシュも加わっているに違いありません。


迎えた2日目。

前日1番魚の反応が良かった場所から入りキャストを開始します。


そして、ここで事件を起こします。


12時方向500m先あたりで突如ボイルが始まり船を急発進させます。

この時の私の釣り座はミヨシ。

船が近づくにつれてボイルの規模が小さくなっているのが分かったので船が停止する前に届くと判断しフルキャストします。

我ながらナイスキャストがキマリ、ボイルの中にルアーが入ります。


次の瞬間にはヒラマサがルアーをくわえていました。


ここからが問題のシーンです。

船はまだ惰性で前に向かっているのでラインを高速で回収しても追いつきません。


ここまでは想定していた事なのですが、

更にヒラマサもこちらに向かってきています。


なんとかラインの回収が終わり、ラインにテンションがかかると同時に下に引っ張られ、フッキングを入れようとした瞬間にフッと軽くなりました。


痛恨のフックアウト。


船長の朝の言葉が頭をよぎります。


「バラすと魚でらんくなるからねー」



‥‥その後、魚の反応がありません。


この呪縛から解放されたくて必死にキャストしました。

誰でもいいから釣れてくれ、って切に願いました。



が、その後見事に船上ノーチェイス。



同乗者の皆さんごめんなさい。




1日目、2日目共にブラインドでは全くルアーに反応せずボイルが出ている瞬間しかヒラマサは口を使いませんでした。




最終日。

出発前に皆んなで相談し玉砕覚悟で遠方まで走ってみようかと言うことになりました。


出港は朝の3時です。


3時間かけてポイントに向かいます。


しかしこの読みが大当たりしました。


ポイント到着し、程なくしてペンペンがピョンピョン逃げ回っています。


ペンペンがピョンピョンです。


明らかにヒラマサの捕食スイッチが入っています。


このポイントではボイルが出なくてもブラインドから反応があります。


まずは同乗者の方が19キロ。お見事でした。

次にもう1人の方が13キロ。これもまた見事でした。


しかし、私のサーフィッシュにはチェイスすらありません。

19キロ釣られた方のルアーアクションを見させてもらいました。

するとジャーク時に深めに潜り、水中でブリブリするウォブリング強めのアクションでした。


これを見て私もサーフィッシュのフックをシングルツインからトレブルへ変更します。


トレブルにする事によってウォブリングが強くなり水中への依存が高くなります。


変更して3投目。


横から引ったくるようなチェイス。


しかし、ガツンと衝撃だけがありフックにかかりませんでした。


これもバラしにはいるのか?


もちろんこの事は船長には言わず自分の胸の奥にそっとしまっておきました。




反応がなくなり、場所が場所なので昼前には引き上げる事になりました。


もう少し早くフックの見直しをするべきでした。


しかし、船長のご厚意で帰りに自分と相性のいいポイントに寄っていただける事になりました。


ここではフックセットはいつものシングルツインに戻し、直線的なローリング強めのアクションで投げていきます。


潮目手前のブレイクポイントで狙い通りチェイスがあり、無事キャッチする事が出来ました。



船長に釣らせてもらった1匹です。


こうして3日間の大人の遠征が終了し、ホロ苦い夏の1ページが脳みそに追加されました。


川崎船長、今回もありがとうございました。




夏のヒラマサは水中でのバイトシーンが多くなる為、必然的にバラしが多くなります。(言い訳ではありませんよ)

ヒラマサにどこで食わせるか、どんな風に食わせるかも頭に入れながらアクションしてくるとキャッチ率が上がるかもしれませんね。



(井野 隆一)


現在、140mm〜185mm台の複数3〜5ウッドモデルをテスト中です。

更なるネイチャーボーイズウッドプラグの展開にご期待下さい!











【SURFISH 220F / サーフィッシュ220F概要】


五島ヒラマサ20.9kg.外房ヒラマサ15kg、11.5kg、五島〜対馬での九州10kg級ヒラマサ多数、徳之島イソマグロ、トレバリー

奄美アオチビキ、請島でスカしたGT、対馬ボートヒラマサ、下対馬のブリ...色々釣らせてくれました。

いよいよフルリニューアル!


サンマ、シイラ、ダツパターンのヒラマサ、GT、マグロキャスティングゲームに!

小口径カップでの潮噛みと、抜けの良いヒラ打ちローリングアクション!

SIZE:220mm

WEIGHT:105g

HOOK:9g+α

BKK RAPTOR Z 4/0.SPXH5/0

管ムロ35号


【開発経緯】



今回より日本国内にて製作、ムクの硬質ウッドに変更し、プロト、量産プロトを製作しました。

プロト初回は、比較的動きが鈍く、まったりしてキレの乏しいアクション。そこでフラットサイドと重心位置調整、多少のスリム化を行いました。

最終的に、ローリングによるヒラ打ち回数を増し、潮流の速い流れのなかでも直進性の高い誘いができるように、キレのあるクイックネスさを増しました。

長崎から五島列島方面でのフィールドスタッフ、船長による実釣テストを重ね、多くの大型ヒラマサをキャッチ。

奄美離島のロックショアGT、イソマグロ、外房ヒラマサでのサンマ、シイラパターンでは15kg.10kgオーバーのヒラマサを複数キャッチしています。

また、ソリッドなムク素材のウッドのため前回までよりも非常に飛距離が出るようになりました。

PE8号、10号においても、風と潮が逆になりアゲインストで投げざるを得ない状況でも頼もしい飛行姿勢と飛距離を稼げます。

オフショアはもちろん、ロックショアでも使用していますが、非常にコーティングは優秀です。けして、厚くはないですが、回数重ねて手をかけています。




Hiramasa, GT, and tuna casting games in Bigbaitpattern! Tidal bite in a small-diameter cup, and a nice, slipping fluttering rolling action! 

SIZE: 220mm WEIGHT: 105g HOOK: 9g + alpha BKK RAPTOR Z 4/0.SPXH5/0 kanmuro No. 35 

I made a proto and a mass production proto by changing to a hard wood from Muku, manufactured in Japan . The proto-first time, the action is relatively slow and sluggish, with a lack of sharpness. Then we adjusted the flat side and center of gravity position, and made it a little slimmer. Finally, we increased the number of fluttering by rolling and the sharpness and quickness of the lure to attract fish with a straight line even in fast currents. Repeatedly tested by field staff and captains in the Goto Islands area from Nagasaki, catching many large yellowtail mackerel. We have caught multiple Hiramasa over 15 kg. and 10 kg. in the rock shore GT, isotuna, saury, and shirara patterns on the Amami Remote Islands. In addition, the solid Muku material wood allows us to fly much further than before. The PE8 and 10 provide reliable flight attitude and distance, even when the wind and the tide are against you, and you have to cast with an aggressive approach. We use it offshore, of course, but also in rock shore, and the coating is very good. It's not thick, by any means, but it's a handful of times.


【使用方法】


ワンピッチジャーク、ショート、ロングジャークを基本として、水面下でのリーリングを主体とした動きを止めな

いジャーク、水面を高速でリーリングするスキッピングアクションまで魚の活性に合わせて動きの速いアクション

からスローテンポなアクションまで対応します。


【SURFISH 220F / SURFISH 220F】

Yellowtail, GT, and tuna casting games in a Bigbait pattern!

Tidal bite in a small-diameter cup, and a nice, slipping fluttering rolling action!

SIZE: 220mm

WEIGHT: 105g

HOOK: 9g + alpha

RING: #9/0

BKK RAPTOR Z 4/0.SPXH5/0

Pipe Muro No. 35, BKK DIABOLO 11/0


[How to use]

Based on the one-pitch jerk and short jerk, it responds to both fast-moving and slow-tempo actions in accordance

with the activity of the fish, from the unstoppable jerk, mainly by reeling under the surface, to the skipping action

by reeling at high speed on the surface.

MADE IN JAPAN



<Youtube Surfish220F>







Surfish220F

http://www.e-natureboys.com/products/surfishp.html


NatureBoysWebpage

http://www.e-natureboys.com



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