2019年9月5日、6日 大型カンパチを狙う八丈島遠征 17・5kg、15kg、8kg 八丈島・パパズイン/清洋丸[お客様、前川 真愛様]



2019年 9月5日~6日の2日間、台風接近前の八丈島でカンパチ狙いのジギングに行ってきました。



当初の予定では久米島に渡り、キハダマグロを狙う予定の2日間でしたが、久米島への台風13号の接近により中止となりました。


遠征を企画していただいた岩田卓矢氏に急遽、全ての遠征計画の組み立て、八丈島に渡るための全ての手配をしてもらい、パパ大津留氏にすぐに受け入れていただいたことで実現した遠征でした。


DAY 1   9月5日

AM6:00 出船
今回お世話になったのは清洋丸さん。
初めての乗船でしたが、笑顔が素敵な小宮山船長が優しく迎えてくれました。



前日の時点では雨か曇りになる予報でしたが、当日の天候は快晴。ウネリや波もなく、海況にも恵まれました。



海面付近には海鳥達が舞い、時よりキハダマグロやカツオが飛び出す豊かで壮大な大自然の中、まだ見ぬ大物を目指します。



朝一、島の西側にある八丈小島との海峡のポイントを流します。
水深は200m前後、海底の起伏の周辺に出る反応を探っていきます。

良さげな反応はあるものの、なかなか魚が口を使わない状況が続きますが、諦めずしゃくります。



しっかりしゃくっているつもりが、潮の抵抗でうまくラインスラッグを作れなかったり、潮の流れで船下にラインが入ってしまった時うまくアクションをつけられず苦戦しますが、ピッチが合い、うまくジグを動かせた瞬間、竿が海面に引き込まれます。





力強い魚の引きに慌てますが、数多くの大物と対峙してきた岩田氏が、すぐさまサポートしてくださり、ラインのケアや魚を浮かした後のドラグ調整など、魚を獲りきるためのアドバイスをいただきました。



ぎこちないやり取りの末、上がってきたのは8㎏程度のカンパチでした。
まだまだ大型とは言えないサイズですが、たくさんの方々に温かいお言葉をいただき、ここに辿り着くまでに支えてくださった方々への感謝の気持ちがこみ上げ、特別な1尾となりました。


ヒットジグは、DEEPROBBER380g(キンメ)






AM10:00  八重根港に戻り、師匠であるプロアングラー パパ大津留氏と、パパ大津留氏の一番弟子でNatureBoysのフィールドテスターである親方氏と合流します。



親方氏とは初対面で緊張しましたが、とても優しく接していただき、すぐに緊張はほぐれました。




小宮山船長が選んだのは水深150~200m前後の超大型カンパチの実績があるポイント。
ここからは釣りの経験値の差がハッキリと出ます。


使用ロッドは、新規追加されたバットジョイントベイトロッド IRONWILL 585BW+PF

パパ大津留氏は600gのディープローバーを用いたストロングスタイル、岩田氏は使用しているジグの重さを感じさせない綺麗で軽快なピッチのストロングスタイル、親方氏はスロースタイルとストロングスタイルを使い分け、皆さんヒットを連発。


岩田氏のロッドは、スピニングのIRONWILL595+PF



親方氏は、IRONFLICK AGGRESSIVE5103を使用





私は体力が無くなりジグをしゃくり切れず、魚からの反応も遠ざかる状況でした。



そんな中、親方氏に大型カンパチがヒット。
日々体を鍛え強靭な肉体の親方氏でも耐えることしかできない時間がある凄まじいファイトの末、無念のラインブレイク。



ただただ衝撃的な光景でした。

そして、岩田氏のロッドがバットから曲がり、真っ直ぐ海面に向け引き込まれる。大型のカンパチだ。



ガッチリと締めこまれたドラグから、いとも簡単にラインが引き出されますが、経験豊富な岩田氏は慌てず、暴力的なファーストランに耐えます。
「止めきった!!」と思われた瞬間、ラインブレイク。

たくさんの経験から、このフィールドの厳しさ、難しさを知っているため、細いラインは使わず、そのラインシステムからドラグ調整まで一切の妥協がない。

長く重ねた経験としっかり準備をしたタックルを持ってしても、いとも簡単に「無」にしてしまう八丈島のカンパチに、恐怖感を抱き、大型カンパチを狙うため海に居るのに「私に掛かったらどうしよう」という気持ちになっていました。

そんな弱気な釣りにカンパチは見向きもせず、衝撃的な1日目が終了しました。







DAY2   9月6日

AM6:00  出船
この日は岩田氏と親方氏との釣りです。
忙しく乗船できなかったパパ大津留氏に良い報告ができるよう、弱気になった気持ちに喝を入れます。



小宮山船長が、まだ大型がいそうだと気になっていた八丈島と八丈小島の海峡から釣りを開始しますが、前日までの反応とうって変わって反応が無く、ポイントを移動します。

移動中、しゃくりの動作を確認していた私。
「船の上の動きは少々不格好だっていいんだよ!大切なのは自分が動かしているルアーが海中でどう動いているかイメージすること。魚は船の上ではなく、海中のルアーを見ているんだ!」
と親方氏に優しくアドバイスをもらいます。



八丈小島西側のポイントへ。



水深150~200m
潮が複雑で、着底して何度かしゃくったら回収という厳しい状況が続いた中、払い出した潮にうまくルアーを乗せられる瞬間がありました。ロッドの振り幅を大きくとって海の中のルアーをゆったりと泳がすイメージでのフラップジャークの3しゃくり目にヒット。



しっかりアワセを入れ、ゴリゴリと巻いていると突然暴力的な引きが襲いかかります。


IRONWILL595+PFが一気に曲がります。

岩田氏と親方氏にサポートしてもらいながらのファイト。
私は焦ると船下に走られた時のラインのケアが疎かになってしまう癖があり、岩田氏に何度も助けてもらい、船に擦れてのラインブレイクを回避することができました。


そして姿を現したのは
後検量17.5kgのカンパチ。



ヒットジグは、DEEPROBBER380g(キンメ)


この八丈島遠征をアテンドしてくださった岩田氏をはじめ、師匠のパパ大津留氏、釣れてくれた魚への感謝の気持ちがこみ上げました。



Rod:NatureBoys IRONWILL595+PF


その後、前日、岩田氏と親方氏が大型のカンパチをヒットさせたポイントへ移動します。

小宮山船長から当日持ち込んだ中で1番強いタックルで挑むよう指示があり、再び恐怖感を覚えます。

水深200m前後
潮が適度に効き、ジグがよく泳いでいる感触が伝わってきます。

そして親方さんに強烈なヒット
アイアンフリックアグレッシブ5103で魚の引きをいなします。



ロッドが力強く持っていかれますが落ち着いたファイトで魚をいなします。
あがってきたのは10㎏程の良型カンパチでした。


その後は岩田氏、親方氏のヒットが続きました。





そして私にも待望のヒットがありカンパチを追加することができました。



ヒットジグは、スイムライダー350g(ナクイグロー)



親方氏とダブルヒットもありました。



その後、岩田氏にこの日最大のヒットがあります。
岩田氏は太糸のワンタックルだけを船に持ち込み、狙いを大型カンパチに絞った強い釣り。

強いタックルで暴力的なファーストランを止めきり、リフトに移行した瞬間、私の竿に掛かっていた魚にサメが喰らいつき、岩田氏のラインは切れてしまいました。





岩田氏はサメが掛かったことが原因ではないよと明るく言ってくださったが、私は隣で釣りをしていたので、岩田氏が簡単には切れない太糸で釣りをしていることも、暴力的な引きに耐えきり、リフトに移行したことも知っている。



サメのヒットを止めることはできませんでしたが、八丈島への全ての計画を立てていただき、私のカパンチの自己記録更新を心から喜んでくださった岩田氏の挑戦に私の釣りが影響してしまったことを深く後悔しました。

雄大な自然に包まれる八丈島で素晴らしい魚と出会い、また新たな課題も見つけることができました。




万全な準備をしていても魚を獲りきることが難しい八丈島。
いつまでもこの素晴らしい環境の中で釣りができるよう、いつまでも素敵な魚達に出逢えるよう、安易に魚を欲しがらず、魚やフィールドに敬意を払うタックルセッティングで挑もうと改めて思いました。




この遠征でお世話になった方々、温かいお言葉をくださった方々、たくさんの魚達、豊かな八丈島のフィールドに深く深く感謝しています。


こうして充実した八丈島釣行が終了しました。







以下、私のタックルです。



【TackleData/タックルデータ】

Rod:NatureBoys IRONWILL595+PF
IRONWHIP594
Reel:SALTIGA6500 SALTIGA6500H
Line:6500にPE5号、6500HにPE6号
Leader:フロロ80Lb~130Lb
Jig:DEEPROBBER380g(キンメ)、SwimRider350g(シルバーホロ、ナクイグロー)

(岩手・前川 真愛)


前川様、ご報告ありがとうございます!
そしておめでとうございます。


今回ご使用いただいたアイアンウィル595+は、2019年12月にバットジョイント仕様の「IRONWILL595W+PF」として発売予定です。

今回のメジャーアップデートにより、耐破断強度をさらにアップ。
しなやかなティップの操作性は残したテーパーデザインを継承しています。
水深30mの激流シャローから水深250m前後のディープエリアまで幅広いレンジに対応。
伊豆諸島八丈島、小笠原、トカラ、与那国、海外遠征のカンパチジギングのための1本です。

また、仕舞寸法1164mm前後となるため、遠征釣行や近場の釣りにおいても運搬中の不意の事故による折損リスクを少なくします。






IRONWILL製品情報
http://www.e-natureboys.com/products/JIGGINGRODS/IRONWILL.html



IRONFLICKAGGRESSIVE製品情報

http://www.e-natureboys.com/products/JIGGINGRODS/NatureBoysRodspage.html


DEEPROBBER製品情報
http://www.e-natureboys.com/products/ironjig/DEEPROBBER.html


鉄ジグ製品情報
http://www.e-natureboys.com/products/ironjig/ironjig.html

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