こちらのフィールドレポートではモニターとして初めてのレポートとなります。ネイチャーボーイズフィールドモニターの八木貴弘です。
12月25日(日)、外房勝浦の新勝丸さんへ向かいました。
ここ最近は、5〜8キロのワラサ、ブリが上がり、それにヒラマサがポツポツと交じる状況。今回は2日前から南風強風が吹くシケ模様。前日の土曜日には風向きが北に変わり、水温低下により厳しい状況とのことでした。そんな中ではありますが、浅場のキャスティングで6.7キロのヒラマサが上がるなどの情報が入っていました。また、例年この時期のワラサ場では、時折大マサがジグに口を使うことがあり、通い慣れたフィールドとはいえ少なからず期待を持って臨みました。
午前船は、朝イチに浅場の網代湾でヒラマサを狙うが不発。
後半、沖めのワラサポイントでは潮向きが悪く結果を得られず午前船は終了しました。
午後は、最初からワラサ場の水深70m前後へ向かいますが、すぐに反応を得ることはできませんでした。
しばらくして、僚船が水深90〜100mのポイントで5、6キロのワラサを連発しているとの無線が入ります。様子を見に向かうと、船中何人かロッドが曲がっている状況でした。深場のポイントなのでファイト時間が長くなるため、チェイサー(ヒットした魚に追いかけてヒットする魚)がチェイサーを呼び、完全に魚が船に着いてしまっている状況。数流しで大きく移動となりました。
次に向かったのは、三本松沖水深80〜90mのワラサ場。
まずはスイムバード220g(ピンクホロ)を投入、ワンピッチで探ると早速ワラササイズがヒット。
私自身、比較的スイムバードを使う頻度は少ないのですが、東北方面の日本海のフィールドで220gを使ったワンピッチで結果を残しているエキスパートが多く、それをヒントに試してみたところ好感触で、うれしい発見となりました。今後は使い込んでいく課題としたいと思います。
しばらく流し替えていきますが、アタリが遠のきます。
スイムライダー230g(ナクイグロー)に変えて、底から10mほどジャカ巻きしてワンピッチに移ると、一際力強いバイト。瞬間的にドラグをジリジリッと引き出すファイトにヒラマサと確信。ワラサ場なので根はないため、若船長からは「ゆっくりやってください」との声を掛けられます。丁寧にやり取りして4、5分で上がってきたのは、自己記録更新となる13.2キロ(後検)ヒラマサでした。
スイムライダー230g(ナクイグロー) |
2013年12月27日に本フィールドレポートに掲載された自己記録11.1キロ以来、ジギングでの自己記録更新となります。今年は不甲斐ない結果が続いていたので、最後にうれしいクリスマスプレゼントとなりました。
その後、表層〜中層に反応があるので、鳥が回っている水深40m前後のポイントでサワラを狙うことに。スイムライダーショートラトル180gを思いっ切りキャストして20カウント。軽く横引きしてきたところでヒットを得ることができました。
今年最後の釣行、鉄ジグでいい思いをすることができました。
ジギングを始めた頃に鉄ジグでいい思いをして以来、鉄ジグにこだわって使い込んできました。
私の入力を抑え気味のジャークで、深場でもレスポンスよく動き、角のないアクションを生む鉄ジグのフィーリングはマッチしています。特に深場を攻める冬のシーズンは、200g前後の重いジグでも少ない入力で動きを出せるメリットがあります。ぜひ試していただきたいと思います。
<外房での私なりの鉄ジグの使い方ワンポイント>
・スイムライダー120g〜230g
払い潮・向かい潮でのワンピッチ、巻きジャクリ気味のショートピッチでの角のない動きを演出
・スイムライダーショート145g〜205g
向かい潮 ダートを抑え気味のワンピッチでスラックを出しすぎず、狭いレンジを探る場合に使用。
・スイムバード130g〜220g
払い潮でのワンピッチで使用。
・カレントライダー120g〜180g
試行中。
・スピンライダー125g
カモシ場で1/2ピッチでレンジで刻んで使うことがある
〈タックルデータ〉
ロッド:MC works/DE602LR
リール:ステラ8000HG
ライン:PE3号 フロロリーダー12号(40lb)
ジグ:NatureBoys 鉄ジグ スイムライダー230g(ナクイグロー)、スイムバード220g(ピンクホロ)、スイムライダーラトル180g(ラバンバピンク)。
フック:自作アシスト・シワリ6/0,ホールド7/0など
接続はボールベアリングスイベルを介して、リング接続。
(八木 貴弘)
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