2月中旬の飛び石連休の機会に、遠州灘ツナジギングと伊勢湾ジギングに行ってきました。
この1月から尾鷲~志摩~遠州のビンチョウジギング(トンジギ)が大盛況で、大型キハダも顔を出しています。数よりもサイズ狙いで遠州出船を選択しました。
【釣行記】
1. ① ツナジギング1日目
遠州のツナ用には、ウイグルライダー225gナクイグローとディープローバー380gシャイニンググローを用意しました。浜名湖からTRUSTさんで出船。そのまま浜松沖を南下。30分も走ると下には反応がありジギングを開始しました。鳥も集まっていたのでまずキャスティングから入ったのですが不発。その間にお隣さんがビンチョウを2匹釣りあげました。私もすぐウイグルライダーをつけてジギング開始。タナは30~60mでドテラです。暫くするとドンと当たりがありました。ツナですね。久しぶりのツナの引きですがアイアンウィップ613のリフト力でうまく浮かせて15キロのビンチョウをネットインできました。
ウイグルライダーのフロントフックが掛かっていました。
残念ながら10時くらいにはシケてきてツナ狙いは終了しました。
②ツナジギング2日目
同じくTRUSTさんで出船。初日とほぼ同じ海域です。この日は初日より魚影濃く期待が持てました。またしても同乗者に先にアタリ。10キロ程度のビンチョウがあがってました。初日はドテラ、2日目はバーティカルであることに気づき、ジグをディープローバー380gシャイニンググローにチェンジして、1投目。いきなりひったくるようなアタリが。どんと合わせるとぐーんと走ります。その後のやり取りでも1日目の15キロとは全く違うレベルの引き。巨大ビンチョウか、はたまたキハダか?と考えながらやり取りを継続しました。ビンチョウ用のPE3号ですから無理はせず最初走らせてからだんだん巻いていきました。最後は10~20mのやり取りが続き、このピンク色の部分の消耗が心配でしたが、やっと10mを切りました。かなり大きな半径で回っており大型ツナであることは確信できました。リーダーは太目の24号フロロを装着しており、最後はぐっと巻き込みました。タイミングよく船長のモリ打ちがきまり、ギャフでランディングできました。果たして・・・キハダでした。デカいです。
ディープローバー シャイニンググローでは昨冬に八丈島でキハダ20キロ/11キロをあげておりhttp://natureboysgirls.blogspot.com/2020/01/2019122830deep-robber500g.html
今回も期待して用意したものです。
まさかの交換後1投目でキハダが掛かるとは驚きました。本当にジグのおかげです。掛かっていたのはフロントフックでした。
JIG:DEEPROBBER 380g(SHININGGLOW)
暫く休憩ののち、同ジグをアイアンウィップ613に付け替えて落とすと、いきなり1投目でドン。またアタリです。アタリは派手でしたが今度は小さい。とはいえ、ツナですから慎重に上げて11キロのビンチョウが上がりました。
↑船上で撮ってなくてすみません・・・。
残念なことは2匹のツナとの闘いのため写真の通りジグにダメージが。新品だったジグの塗装シートは剥がれ、アイの部分が潰れてリングと固定されてしまいました。この「二投で2匹」を仕留めたディープローバーを断念せざるを得ず、その後はウイグルライダーに切り替えましたが残念ながらノーヒットでした。印象として、ドテラにはウイグルライダー、バーティカルには重めのディープローバーが相性が良いと思います。
③伊勢湾ジギング
毎年11月~2月はブリ/サワラなどで盛り上がる伊勢湾ジギング。ツナジギングの間の日に釣行しました。乗船したのは鳥羽船籍の太漁丸さんです。伊勢湾は下げ潮が釣れるのですが、この日は大潮で午前に下げ潮となる絶好の日でした。天気も良く期待して乗り込みました。
最初は潮なく難しかったのですが、やがて潮が出てくると周りでもアタリ始めます。お隣さんがピンクのショートジグでアタっているのを発見。自分のストックの中にはピンクがなかったので ブルピンのスイムライダーショート175gを選択しました。これが大当たり。すぐにアタり大きな引き。でもアイアンウィップ613の力が勝ってうまくネットイン。6キロ半の立派なブリ(伊勢湾基準は80㎝以上)でした。
その後、すぐにまたアタリ。あげると5キロの大型サワラでした。この時期のサワラはバターサワラとも呼ばれる絶品です。
↑ デビルラインを使っています(後述)
その後もワラサを追加。
伊勢湾らしく時合いは短いものでしたが、最終的にはブリ1、ワラサ2、サワラ2でした。
↑ワラサ2匹は入りきらず・・。
伊勢湾ジギングを堪能できる結果となりました。ふつうは伊勢湾で私が一番釣れるジグはウイグルライダーですが、今回はベイトがカタクチの場合でもスイムライダーショートの有効性が確認できました。
ちなみに、私は基本は右持ち左巻きですが1日めで若干右腕が疲れてきていたので、この日の伊勢湾ではずっと左シャクり右巻きに切り替えていました。ここで右腕を温存できたことが、翌日のキハダ43キロとのファイトでも力負けしなかった理由と思います。
【今回のまとめ】
* 私の釣り歴で最大となるキハダ43キロを始め、15キロ/11キロのビンチョウ、6キロ半のブリ、5キロのサワラなどを鉄ジグであげることができ大変満足しています。
* ツナジギングでは、ドテラの際のウィグルライダーとバーティカルの際のディープローバーの有効性が示唆されたと考えます。
* 伊勢湾ジギングでは、ご当地ジグの使用が多い中、鉄ジグの有効性を再確認できました。伊勢湾でも鉄ジグをタックルボックスに忍ばせておくのは重要と感じています。
【お勧め小物2点】
①デビルライン
伊勢湾ではサワラがヒットする確率が高く、多くの釣り人がサワラカッターに泣いています。私は伊勢湾では必ずデビルラインを装着しています。
20㎝程度、リーダーの太さ次第でデビルライン#10(50lb)または#20(80lb)を使用しています。金属を織り込んだポリマーラインであるため他社製のワイヤーに比べ柔軟性があり、食いは全く落ちないという印象です。今回も2匹のサワラをデビルラインであげ、周りの方がカッターでロストを重ねる中、一度もカットされませんでした。それなりの高額商品ですが、ジグロスト(&魚ロスト)に比べれば安いと感じています。
②鉄腕WDソリッドリング
ラインとジグの結束では、私は通常は安価な回転式スイベルを使用していますが、ここぞという釣りものでは、FishingFightersの製品である鉄腕WDソリッドリングを使用しています。ステンレス鋼製で、丁寧な溶接で高強度、仕上げがなめらか、丸線径でラインに優しいというリングです。そこそこ高価な高級品なのでいつも使えるわけではありませんが今回は使用して正解でした。私はジギングではサイズ6.0、プラグでは6.5を使用しています。
【最後に】
今回は43キロをあげることができました。それなりに大変でしたが、一番大変だったのは車から一人でおろして台所のシンクに持ち上げて入れるまでした。腰がひん曲がるかと思いましたよ。なんとか収まってくれてよかったです。
皆様、今回は最後までお読みいただきありがとうございました。いつもながらTRUST船長、太漁丸船長、そして、Nature Boysの方々には感謝しています。引き続き頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします。
TACKLE DATA/タックルデータ
伊勢湾ジギング
ロッド:Nature Boys Iron Whip 613
リール:19ステラSW 14000PG (スプールは13ステラ8000)
ライン:PE2.5号/リーダーフロロ12号(49lb)/デビルライン#20
ジグ:スイムライダーショート ブルピン 175g
●ビンチョウ15キロ
ロッド:Nature Boys Iron Whip 613
リール:15ツインパワー10000PG (スプールは13ステラ10000)
ライン:PE3号/リーダーフロロ24号
ジグ:ウイグルライダー ナクイグロー 225g
●キハダ43キロ
ロッド:MC-Works NB603SS
リール:15ツインパワー10000PG (スプールは13ステラ10000)
ライン:PE3号/リーダーフロロ24号
ジグ:ディープローバー シャイニンググロー 380g
●ビンチョウ11キロ
ロッド:Nature Boys Iron Whip 613
リール:19ステラ14000PG (スプールは13ステラ8000)
ライン:PE3号/リーダーフロロ24号
ジグ: ディープローバー シャイニンググロー 380g
TRUSTさんHP
https://kanezen-trust.com/blog.php?f=d&id=70042
太漁丸さんHP
http://ps123.sakura.ne.jp/taryoumaru/
(彦坂淳一)
彦坂様、この度はご報告いただきありがとうございます。
ネイチャーボーイズ下中です。
DEEPROBBER 380gでの近海キハダマグロ43kg(エラワタ抜き)おめでとうございます!
レコードフィッシュ、メモリアルフィッシュに登録させて頂きます。
ご愛用のIRONWHIP613は、近海・遠征問わず使用できる3パワージギングロッドです。
弊社スタッフも愛用しておりますが、現在惜しまれつつも作成予定のない商品となります。
これに替わりまして、現在6ft前後のIRONRANGEシリーズを2021年9月予定にて開発進行中です。
いずれも5ft10inchと取り回しの良いレングスにより、細かい操作とピッチ調整が可能です。
ショートレングスながら統一弾性カーボンによる継ぎ目のないシャクリ感と曲がるほどに復元するIRONRANGEの特性を踏襲しています。
その上で、ショートモデルではストローク幅やスライド・フォロースルーの幅が足りない状況には、IRONRANGE644ナチュラルドライブが良いと感じます。
また、IRONRANGEに3パワー、4パワーのベイトモデルが加わることで、よりシビアなレンジでの細かいジグアクションが演出可能となります。
IRONWHIPやIRONBOWのベイトモデル以上にアクションのしやすさ、感度、復元時の戻りなどの素性の良さを感じることができました。
ベイトでのジギングの機会が少ない私にも引き出し、武器の一つになりそうなロッド2機種です。
引き続き、各スタッフが各地でテストを重ねていきます。
乞うご期待ください。
DEEPROBBER製品情報
http://www.e-natureboys.com/products/ironjig/DEEPROBBER.html
WIGGLERIDER製品情報
http://www.e-natureboys.com/products/ironjig/WiggleRider.html
JIGGINGROD製品情報
http://www.e-natureboys.com/products/JIGGINGRODS/NatureBoysRodspage.html
DEVILLINE製品情報
http://fishingfighters.com/devil-line/
鉄ジグ製品情報
http://www.e-natureboys.com/products/ironjig/ironjig.html
NatureBoysJiggingRodpage
http://www.e-natureboys.com/products/JIGGINGRODS/NatureBoysRodspage.html
新製品情報随時配信中!
@edu8033x
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