2020年3月〜6月 パパのジギング、八丈島のジギング/Papa Otsuru Amberjack IRONWILL536 527B[パパ大津留]




今年に入り、3月頃からのコロナ禍から、遠征や取材釣行は控えるようになり悶々とした日が続いた。しかし、この事は、私のプロデュースする「The Kiduppers」、その理念を思い起こす大きな機会だったかも知れない。そして、その為に、自分の釣りを考え直す十分な時間を頂いたと思っている。



「The Kiduppers」、その理念とは「大型魚に狙いを定め、渾身でロッドを振り続ける」であり、それは私がジギングに向き合う為の心得、思想のようなものだ。昔から「2兎を追う者、1兎も得ず」という言葉があるが、大型の魚を追い求める場合、あれもこれも欲しがるのではなく、その1尾の為に心を込め、工夫を凝らし思考を巡らす。それが大事であり、今回発売のロッドIRONWILL 536IWPF/527BWPFは、その理念を基に作られたものだ。





しかし、この数年の私は、あまりにも多くの事に気をとらわれ過ぎただろうか。普段、若いアングラーには「魚を欲しがるな」「一尾のステータスに拘れ」と話すのだが、その肝心の私は自分の釣行で、結果を欲しがったかも知れない。それは、あまりにも結果を残す事に拘り「期待に応えたい」「結果を残したい」、その一心だった。そして、それを拘るあまりに、自分の釣りを忘れる事も多かったろうか。




しかし、このコロナ禍、STAY HOMEから、その事を深く考える時間が出来たのだ。結論を言うと、まずは初心に帰り自分の釣りを突き詰めたい。その事から、3月の後半には、ネイチャーボーイズから下中君に来てもらい、自分一人だけで初心に帰ったジギング撮影し、フォームから見つめ直す。そして4月24日には、それを基に、自分で確りと組み立てた私本来のジギング、その釣行を計画したのである。



それは、狙いを定めた釣りであるから、数個の思いを込めたメタルジグだけを使う。それはディープローバーの「クロタチ」「ギンタチ」は500g。200メートル以深はシャイニンググローの600グラム、800g。信じてやり切ることを念頭に置いた。





しかし、心に決めたつもりが、まだ心にブレがあったかも知れない。それは、ポイント到着から、直ぐに大型のカンパチのヒットがあり、底から上に誘いあげ、ボトムから40メート辺りでヒットだが、15キロ近くドラグを締め上げたリールが、火の出るような勢いでラインが吐き出し、苦渋のラインブレークをした。


それは、PE4号、フロロカーボン30号だが、成す術も無く走られた。勿論、技術の問題があったが、タイミングや運など、全てが悪い方に向いたろうか?確り狙っていたつもりだが、まだまだ安易と言う事を痛感する。




その後は気合を入れ直し、PE5号、6号、リーダー40号と50号に組み替えたところで再び大型のヒット。今度もラインを10メートルほど引き出したが、慌てずに確りと対応が出来て、21.5キロという大型カンパチを釣り上げる事が出来た。


ROD:IRONWILL536
JIG:DEEPROBBER500g(プロトカラー)
IRONHOOK Ttype S 5/0



Amberjack・カンパチ21.5kg



そして4月24日には、亜由丸で1人だけのジギングに出る。良し悪しは別として、前回の釣りで学んだことを生かし、新しいIRONWILLに馴れる事と、幾つかのフォームの修正を試みる事だ。ポイントは、やはり八重根港沖の「エイシン山」と「カミナリ山」だが、この日は潮流は緩く潮が全く動かない。午後の3時を回った頃に、ようやく潮が動き出し、船長が、「反応が高くなった、小魚が終われているから食うかも知れない」と話した途端、一気に竿先を引っ手繰られ強いアタリが来た。

2度ほど空合わせをすると大型が針に乗り、そのまま10メートルほどラインを引き出す。そこから、数回大きな首振りを繰り返し更に10メートルほど突っ走る。根ズレの心配はあったが、そのままリールをゴリ巻きする力勝負で魚を止める事が出来た。この日は20.5キロのカンパチである。多少ラインが岩に擦れ危なかったが、何とかランディングが出来た。


この2回の釣行で、感じたのは、やはり私の釣りはこのスタイルという事だ。それは、STAY HOMEから考える時間が出来た事で、今までの釣りを検証し、再び自分のやるべき釣りに修正が出来たという事になるだろうか。


そして、その後の6月に入り、写真撮影の中井君たちと同行する。



その時も水温が上昇し厳しい状況だったが、僅かの時間にロッドを出し、思い描いたスタイルで15キロクラスを釣りあげる。



JIG:DEEPROBBER500g(ギンタチ)


ROD:IRONWILL536WPF
REEL: NEW SALTIGA18000
JIG:DEEPROBBER500g


勿論、ニューロッドIRONWILL 536WPF/527BWPFと、重めのディープローバーとのベストマッチもあるが、改めて、ビッグフィッシュにはビッグベイトであり、それを信じてやり切ることの大切さを実感する。













確かに、重いジグを100メートルから250メートルの深海で動かし続ける、それは辛い釣りかも知れない。しかし、その先には巨大カンパチと大きな感動があるのだ。そして、ハードなスポーツと考えると、その感動は、決して力のある男子だけでは無く、女子にも大きな可能性を持つという事だ。大事なのはジグを動かす事で、それを成し遂げる心のパワーなのだ。


どうか、ジギング好きのアングラー皆さん。男子も女子も、どうかこのタックル「IRONWILL」と「ディープローバー」を手にし、ジギングをスポーツとして汗を流し、離島のビッグフィッシュを手にして頂きたい。




(パパ大津留)





【TACKLEDATA】

3月24日~25日と4月24日、パパの使用タックル。

ROD:ネイチャーボーイズ   IRON WILL IWPS-536WPF / IWPS-527BWPF
REEL:ダイワ SALTIGA 18000 スタジオオーシャンマークBlueHaven L120

IRONWILL536、527製品情報

LINE/ライン:バリバス・マックスパワー Avani Jigging 10×10、 5号、6号
LEADER/リーダー:バリバス ショックリーダー130ポンド(フロロカーボンリーダー) 
170ポンド(ナイロンリーダー)

JIG/メタルジグ:
ネイチャーボーイズ/Kiduppers DEEPROBBER クロタチ、ギンタチ、クマノミ、
シャイニンググロー、各500gと600g
クロタチ、シャイニンググロー800g






HOOK、ASSIST:
アシストフックとスプリットリング
IRON HOOK Type-TS #5/0 Fishing fighters鉄腕スプリットリング#7.5



<3月24日パパ大津留カンパチジギング 21.5kgYouTube動画>




<6月7日パパ大津留カンパチジギング15kg YouTube動画>




FISHINGFIGTHERS製品情報



MARIN ASSIST製品情報


TETSUWAN製品情報


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