2016年九州遠征 第一弾 春の五島列島[柳 賢太郎]


3月25日、26日の両日 九州は長崎市の人気遊漁船“ステータス”の五島泊釣行にお邪魔させて頂きました。




今回は、この春ネイチャーボーイズより発売となる誘い出し用ダイビングペンシル
その名は“WATARIGARASU160F”の量産型最終チェックをメインに行いました。

釣行前日には、ステータス朝長船長より「コイカパターンで鉄ジグスイムライダーShortが抜群に釣れてる」との情報と写真が送られてきていました。



もともとジギングが大好きな私とあってそんな情報を聞かされると2日間シャクり倒したいモード全開となってしまいそうでしたが、その気持ちを押し殺してキャスティングメインでの釣行となりました。

初日目は北東からの強風が吹き荒れ、出船を遅らせ五島周りに付いたのは正午過ぎ。
次第に風が収まる予報ではありましたが、なかなか弱まることはなく風裏となるポイントがメインとなりました。

冷たい北東風の影響と緩い潮に悩まされ、なかなか結果が出せない状況。
そんな中でもWATARIGARASU160Fにはバイトしてくる魚が多かったです。
活性が低いからか、食い込みが浅く、私のミスも手伝ってバレてしまうケースが多かったですが、他のルアーが沈黙する状況でも魚からの反応は多く見られました。
2回目のバイトはしっかりフックアップ。小型ではあるがヒラマサをキャッチすることが出来ました。



WATARIGARASU160Fの最大の特徴は、“ダイブの際の潜行深度を限りなく抑えた”という点が上げられます。一見ダイブしにくいかと思われますが、ギリギリのバランスで水面直下をヌメヌメと泳ぎ顔を出します。
派手な泡やスプラッシュではなく、水面にモヤモヤっとした引き波を残すのも特徴です。潜行深度を抑えることで、ルアーをはっきりと認識させづらくチェイスはあるが見切られるといった状況で選択して頂きたいルアーです。


WATARIGARASU160Fはショートジャーク専用モデルであり、ロングジャークではこらえ切れずに飛び出してしまいます。ラインスラッグを適度に使用したショートピッチで泳がせることによりWATARIGARASUの性能である「潜りやすく潜り過ぎない」を演出できます。
WATARIGARASUはスレた個体や、活性が低い個体をいかに反応させるかをコンセプトに開発をしてきました。

高活性で派手なアクションが良いときや、ロングジャークが効果的な場合は迷わず他のペンシルを選択して下さい。


そしてもう一つの特徴が飛距離。160mmという小~中型クラスながら、PE6号130Lbリーダーでもしっかり飛距離を出すことが出来ます。飛距離こそ警戒心の強い個体に口を使わせる為のアドバンテージと考えます。
アンダーハンドキャストに限定される場面でも活躍してくれることでしょう。

2日目は風は止みましたが、肝心の潮が流れずチャンスと見ていた午前中になかなか結果を出すことが出来ませんでした。

潮止まりにジギングをしてみると、ちょろっと竿を出した朝長船長にファーストヒット!
上がってきたのは嬉しすぎる外道「アラ」



私も続けとボトム周辺だけを狙っていたのは内緒です。
その後、ジギングでは小型のヒラマサ~ワラサを連発して楽しむこと出来ました。

そしてようやく動きだす潮。
水深30m以浅のシャローエリア中心にキャスティングで一発大物を狙います。
リスキーエリアとあってPE8号170Lbリーダーのヘビータックルへ交換。それに伴いルアーは大型のサーフィッシュポローニアにチェンジ。

4ノットで流れる激流ポイントでヒットしてきた魚はブリ?ヒラマサ?
なんとなくヒラマサの特徴があるブリの良型でした。



船長とハイブリットという結論に達し、ヒラマサ狙いの私としては若干微妙ではあったがようやく上がった良型にほっと一安心。

その後にも数回バイトがあり、フッキングもしたがフックアウトを連発。
アングラーのスキルに大きな課題を残して終了となりました。

船長、すみません。。

2日間とも決して良い状況ではなかったですが、そこはやはり九州は五島列島。
必ずチャンスが来ます。そのワンチャンスをしっかり物に出来るかが勝敗を大きく左右します。

今回は、ワンチャンス、いや2チャンスを物に出来ずにアングラーとしては反省ばかりの釣行でしたが、WATARIGARASU160Fの最終スイムチェックは良好なテスト結果でした。

4月末~5月の発売に向けて生産を開始した「WATARIGARASU160F」に乞うご期待!!





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