明石のメジロ   [親方]


10月初旬、関西ブランチの渡辺女史より、
「親方♪ジギング教えて下さい。出来れば関西方面で」
との連絡、人に教える程の物は無いが不安な初心者と一緒に同船してあげる位なら出来ると思いOKの返事を。
ライトなジギングの方が良いと思い舞鶴をセレクト。
ただ、静岡舞鶴400km。そこまで行って1日では、と思い前日に丹後で乗合に乗って翌日に舞鶴でプチジギング講習会?と計画・・・ところが当日はW台風で中止((+_+)) 
じゃあ、と予定を11月に急きょ変更。その日なら大阪出張中の山本氏も合流出来ると言う事で3人に、その話を中島氏に話すと「じゃ俺も行く!」とバタバタ4人に(笑)
では、と中島氏と出発、翌日2人で丹後到着、渡辺、山本両氏と合流、4人で舞鶴と言う関西遠征釣行の計画に成った。

夜7時の天気予報後に数隻の船宿に電話・・・案の定、丹後方面、全船欠航。
「こうなりゃ呑むぞ!」と中島氏とミーティングと称して舞鶴、海側京都のグルメを堪能。
翌朝、頼んであった船長に電話、明日、月曜日もほぼ無理でしょうとの返事・・・ここからが諦めの悪い男と諦め無い男、「日本海側がダメなら太平洋側に移動だ!」
場所は、「瀬戸内海?紀伊半島?ちょっと戻って伊勢湾?」などと思考錯誤、
「明石海峡に行ってみよう!」
またまた舞鶴から兵庫まで約150kmの移動、途中京都市内で渡辺、山本2名と合流。
事前にショップで情報を仕入れていた2人。
状況は例年よりも水温が高く釣果の方はイマイチ・・・タックルを確認するとリーダーやジグ、諸々全く準備した物とは別物。でも、まあ出来るものでやってみようと半ば開き直り(笑) 海に出れれば何とか成るさと。
急遽変更した尼崎のホテル近くのガード下の呑み屋で串揚げを堪能しながら楽天的な発想の男3人・・・
ホテルへの帰路、ホテルで男三人狭い部屋であーでもないこーでもないと予想しつつタックルセッティングを行ない、床に着く。(-_-;)






明石海峡のポイントは本当に明石大橋のすぐ目の前、海が狭まるところにはお約束の潮がカッ飛ぶポイント。速い時は6ノット以上出るらしく、通常でも2.53.5ノットは出ているらしい。
狙いは鰤とメジロ(関東方面での呼び名はワラサ)
関西方面の釣りには疎い3人。船長にいろいろ質問。
船長の「今は太刀魚パターンだよ」に3人共????(_;)
関東や静岡には無いパターン、偏食し易い鰤、今は太刀魚を捕食しに明石海峡に入って来ているとの事。

【使うジグは潮の速さとシルエットを大きく(太刀魚見せる為)200g以上のシルバー系のロングジグ。それを太刀魚に見せる様に縦方向にスローに動かすとの事。】
タックルボックスを漁る・・・偶然にも山本氏のバックに今度発売に成るカレントライダーの180gが3本有る。この3本で勝負掛けよう。
パターン的には太刀魚を意識、いつものジグを「飛ばす」ジギングでは無く逆の「飛ばさない」を意識、縦方向にスっスっとゆっくり動かすとの事。
いつもと違うパターン、「飛ぶジグを飛ばさないアクション」に頭を悩ませながらジギングスタート。
開始早々、中島氏にヒット、旨そうな鰆。







しばしの沈黙の後に山本氏にイナダがヒット・・・がその後がぱったりと続かない(+_+)
移動、船の入れ直しの度にみんなで顔を合わせて地元には無い太刀魚パターンに「判らない・・・(-.-)」「読めない・・・(+_+)」を連発
苦戦を強いられていた。ぽっぽっと当たるのは鰆ばかり、本命の鰤、メジロは一向に姿を現さない・・・読めないパターンに全員「負のスパイラル」に入って行く。
そんな状況を打破したのが、なんとジギング初体験の渡辺女史。







「重い、巻けない」を連発、講師?3人から叱咤激励をアドバイスを受けながら上がってきたのは5kg弱のメジロ。
疲労でプルプル震える手で、嬉しい笑顔も少し強張って無理やり記念撮影(笑)








終盤、自分にも上向きにジグをゆっくり動かしてフォールを入れ、やっと渡辺さんと同サイズのメジロをニュ―ジグ「カレントライダー」でキャッチする事が出来た。








こうして、移動距離1000km超えのバタバタの釣行は幕を閉じた。
無事、初ジギングでメジロキャッチの渡辺さん。
講師3人もホッと安堵で帰路の車は交互に爆睡しながら家路に付いた。
こちらのパターンに不慣れな僕たちに丁寧に説明、レクチャーしてくれた
『はたの屋』船長「有難うございました」










今回は水温等や事前の釣果もあまり良く無い状況で、本来のスライド系の「飛ぶ」アクションでは無い釣りでも何とか釣果を出してくれた【カレントライダー】
店頭に並ぶのは、もうしばらくだと思います。










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