宮城県南三陸町 歌津のブリジギング   [柳賢太郎]

20136
あの震災で大きな被害を受けた南三陸町。


そこには、震災以前、私がまだジギングの世界に足を踏み入れる前に、
ロックフィッシュゲームでお世話になった船宿「大隆丸さん」がある。

宮城県でも古くからカツオやシイラなどのオフショアゲームをリードしてきた大隆丸さん。
あの津波で船はおろか、自宅と釣具店も流失。

しかし昨年秋、船を再購入され遊漁船を再開したとの噂は聞いていた。
そして先日、大隆丸さんで10kgOVERのブリが釣れているという情報が入る。



621日中潮
久しぶりの船長との再会。何年ぶりだろうか?
挨拶もそこそこに、朝一の時合いを逃さないようポイントへ向かう。
この日は平日ともあり、乗船人数が3名ということで小型和船での出船。








そしてポイント到着後、すぐに船長のロッドが曲がる!
スローピッチスタイルの船長。
鉄ジグスローライダーをクイックなハーフピッチでバイトを誘発。
上がってきたのは、67kgクラスの良型!









そこからは、船長のみの時間が流れる。
マゾイに良型ヒラメと、スローピッチジャーク、そしてスローライダーの威力を目の当たりに。









前日の電話で船長から、「水温低いからスローじゃないと厳しいよ」という会話を思い出し、全くノーバイトの私は若干焦り気味。

しかし、その不安を取り除いてくれたのが、同船した小野田氏。
スピニングタックルでのワンピッチでHIT









これも良型の7キロクラス。スイムライダー180gにて。
その後、ポイント移動後、再び船長のロッドが曲がる!








スローライダー135g シルバーホロのフォールで喰ってきた魚









サイズアップの8.5kg。船長の独壇場である。

そして、ここまで沈黙続きの私。干潮潮止まりを向かえ、根魚も釣れない状況。
潮止まりから動き出すタイミングを見逃さない様、そして、スローでは口を使いやすい状況を判断し、スピニングタックルでのパターンを探る。

そして、待望の前アタリ後の本バイト!!
低水温で喰いが浅いことを考慮し、口切れを防止する為、ポンピングを極力抑えてのやり取り。無事あがってきてくれた魚。








鰤 全長100cm 11.5㎏(血抜き後陸上計測)
スイムバード170g ブルーホロにて



東北の10OVERの鰤を狙い続けて5年目。自身7本目となった10OVERの東北の大鰤。まだシーズンが始まったばかりの地元宮城県での10OVERは格別。

震災後もフィールドを開拓してきた大隆丸船長に感謝ひとしおです。

他県から来られる方は、津波の跡を見て心が痛むかと思いますが、地元の方々は復興商店街で元気に観光客を迎えてくれます。
地元名産のウニなどの海鮮も旬を迎えています。
是非、今からハイシーズンとなる、東北太平洋岸の大鰤を狙いに来てはいかがでしょうか?











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