第2回長孝丸&NatureBoysCup in 平潟2017結果[下中 桑太郎]

第2回長孝丸&NatureBoysCup in 平潟2017茨城平潟港で鉄ジグ限定ジギング大会開催!


5月28日(日)、茨城県北茨城市平潟港で「第2回長孝丸&NatureBoysCup in 平潟2017」=長孝丸主催、(株)ビッグオーシャン協賛=が開催されました。

北関東有数のジギングフィールドである平潟沖を舞台に、NatureBoys鉄ジグ限定でブリ・ワラサ・ヒラマサ2尾の総重量を競った。日立沖、仙台沖まで群れが入っているものの冷たい潮が残り厳しい状況に。結果、スピンライダー125gを駆使して6.72㌔をウエインした小野瀬照夫さんが優勝に輝きました。



■仙台~横浜まで幅広いエリアのアングラーが集結
当日は、午前4時半受付開始。北は仙台から、南は東京、横浜エリアから多くのアングラーが訪れた。仙台からは2時間、東京からは3時間という常磐道でのアクセスの良さから人気のフィールドとなっていることがうかがえる。主催者の長孝丸のほか萬栄丸、第六隆栄丸が岸壁にスタンバイ。抽選の上で、各々乗船する釣り船に乗り込み準備を整える。





5時すぎに長孝丸の山田船長より開会の言葉、ネイチャーボーイズスタッフの柳賢太郎からルール、注意事項のアナウンスがあった。タックルはスピニング・ベイト問わず、ジグは鉄ジグのみ、フックは計2本までのルールで青物2尾の総重量を競います。




■北関東有数のポテンシャルを秘めるフィールド・平潟沖
定刻の5時半、選手とスタッフを乗せた3隻は平潟港を離れて沖へ向かう。私は第六隆栄丸に乗船することに。



当日は中潮で海況はナギ。5時43分の満潮からソコリ12時50分まで下げとなる潮回り。港を出ると、岸壁には岩盤がゴツゴツしたショアラインが広がり雰囲気たっぷり。2016年にはこの水深20m前後に鳥山が立ち、開幕早々が連続ヒットとなった。今回は模様がなく、高萩沖の水深30~50mラインへ。

■水温14度台の低活性状態。鉄ジグの浮遊感でいかに攻略するか!?
開始からしばらくして各船でロッドが曲がり始めます。潮流が緩いなかベイトロッドにスローライダーのスローピッチジギングで攻めていた左舷トモの小笠原洋さんと星 治さんにヒット。ゴンゴンと首を振るファイトで上がってきたのはソイ。



ヒットジグはスローライダー155g(ブラックファイアー)、同(ナクイグローG)で常磐沖らしいプロポーションのロックフィッシュをキャッチした。普段から平潟沖でスローピッチジギングをしているとのことで、フォール時のテンションを意識した滑らかなジャーク。スローライダーの少ない入力で飛びやすい特性をしっかり捉えて使いこなしていた。



■水深30~40mラインでワラサ連発.
 ヒットジグはスピンライダー、スローライダー



8時半過ぎ、高萩沖の水深30~40mラインまで南下。流し始めると、右舷ミヨシ寄りの小野瀬照夫さんのロッドが曲がり込む。ドラグを鳴らしながら上がってきたのは3キロ級のワラサ。



ヒットジグは、スピンライダー125g(クノイチ)。食いが渋いなかロングストロークのワンジャーク後、ワンピッチでスラックを回収して誘うスタイル。



この後もすぐにカレイをヒット、続いてイナダサイズを追加するなど船中一人勝ち。潮流が緩いなか潮に乗せるようなジャークがパターンにハマっているように感じられました。

小野瀬さんは、普段はテンヤマダイなどの釣りを楽しんでいる沖釣りのベテランでジギング船に通い始めて3年目とのこと。エサ釣りでの繊細な落とし込みの感覚がキャッチを呼び込んだようにも思われます。




9時20分ごろ、右舷胴の間の内海さんがロングストロークのワンジャーク、ツーピッチでボトムから10~15巻きでシグナルを捉え、ヒットに持ち込みます。
羨望の眼差しのなか上がってきたのは後検量4.06㌔のワラサでした。




ヒットジグはスローライダーの155g(シルバーホロ)。払い出し側で潮流を感じながらのロングストロークジャーク、ピッチ2回転でスラックを回収してリズムを掴んでいました。




その後、潮流が効かずに厳しいなか左舷ミヨシの佐藤博徳さんにアイナメ、柳沼真法さんにクロメバルが上がり、正午過ぎに沖上がり。




午後1時、港に戻り検量に移ります。
全体的に潮が流れず厳しいなか本命のワラサ、ヒラメ、ロックフィッシュを揃えるアングラーが見られました。その後、集計の結果、6.72㌔を検量した小野瀬さんが優勝!



その後、賞品の授与に移ります。
弊社製品のアイアンレンジクイックドライブ663QD、オーシャンスプラッシュ2ウェイトート、NBSギャフ、ルアーボックスアベレージのほか、トビヌケ様、キャスティング様、上州屋様からの協賛品が贈られました。

結果は下記の通り。
優勝 小野瀬さん6.72kg(スピンライダー125g)
2位 東海林さん6.60kg(スイムライダーショート)
3位 馬場さん6.26kg
4位 内海さん4.06kg
5位 神田さん3.36kg
他魚の部 辻さん2.58kgシーバス

底潮が冷たく、潮が流れない渋い状況。幅広くキャストして、緩い潮に乗せるようなロングストロークでのシャクリがハマっていたように感じます。上位はオーソドックスなスピニングタックルでの釣果がほとんどを占める結果となりました。



■スタッフ柳賢太郎のワンポイント「ギアとスプール径によるスラック調整」について

スタッフ柳賢太郎のワンポイントは、「ギアとスプール径によるスラック調整」についてでした。特に釣り座に対して潮流が足元に入り込む向かい潮では、ワンピッチのリズムが取りづらく苦戦することがあります。

そんな際には。6フィート~6.6フィートのロングロッドに一巻き110㌢のハイギアリールや大口径スプールを選択することで、一振り80~100㌢のスラック+向かい潮によるスラックを一巻き110~120㌢のピッチできれいに回収することができます。

オーソドックスなスピニングタックルには「キャストできる」というメリットに加え、「ギア・スプール径でのピッチ調整」が釣果を左右することがあるように感じます。
「シャクリづらいな」と感じた際はぜひ、お試しください!

今回は潮が流れずスタッフ一同ヤキモキする厳しい状況ではありましたが、終わってみれば大会としてより競技性のあるものとなったと思います。

ご参加いただいた皆様、長孝丸様、萬栄丸様、第六隆栄丸様、ご協賛いただいたトビヌケ様、キャスティング様、上州屋様ありがとうございました!次回も実施できればと考えておりますので、ぜひその際はよろしくお願い致します!



別船、長孝丸の様子。





















萬栄丸の様子。




















 (下中 桑太郎)

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