日本最西端の島から中3日。
岩手県大船渡市崎浜漁港から出船の広進丸さんに乗船。
ジグを500gから100gに入れ替え、ロッドはIRONWILLからIRONFLICKに持ち替えサクラマスゲームに挑みます。
サクラマスジギングは、我々NatureBoysの鉄ジグが生み出される、青森県下北半島が発祥と言われている。次第に岩手県でも開拓が進み春の定番の人気ターゲットとなる。
ちなみに、ここ岩手県では、サクラマス(降海型ヤマメ)のことをママスと呼ぶ。
そして、面白いことに同地ではサクラマスは、カラフトマスを指す呼び名である。
ここからは、地域に従ってママスと記載することにする。
4/12 AM出船
ポイントへは1時間も掛からずに到着。
ポイントには既にサクラマス狙いの船で賑わっている。
人気の高さがうかがい知れる。
ポイントへ向かう最中に、船長からは指示棚を忠実に守ることとのアドバイスがあった。
指示棚30mと言われれば、+5~10m 35~40mくらいから探りたくなるのが釣人の心理であるが、このゲームに関しては指示棚以上落とすことはお勧めできない。
理由はボトムから浮いたコウナゴ(メロウド)の反応の上にママスが付いており、下にはマダラやスケソウタラなどの底物が定位する。
底物を釣り上げてしまうと、ママスの警戒心が一気に高まることから可能な限り釣らないように注意しなければならない。
アタリが遠のくと、レンジを下げれば簡単に釣れる底物を釣りたくなってしまう気持ちをグっと堪えることが重要になる。
私もこの日、棚ボケから2匹のマダラを釣り上げてしまっており反省している。
ルアーアクションは、個人の得意パターンやスタイルがあり、状況でも変わる為、臨機応変さが求められるが、基本は、ワンピッチワンジャークで組み立てる。
初速はある程度早く、キレのあるスライドをさせつつも、スライド距離を抑えステイを入れる。
実績が高い鉄ジグ スイムライダーショートは、このアクションを可能にする。
このアクションがスレ掛かりを防ぎながらHIT率を上げられる。
また、ママス専用機種であるIRONFLICKは、24tカーボンを採用しジグの過度な入力を防ぐとともに、バレの多いママスをネットまで導くことが出来る。
この日、私は竿頭となった。7本のママスを運良くキャッチすることが出来た。
この結果は、ご常連のアドバイスと船長の指示を忠実に守った末のものだった。
しかし、ブリ同様、数ではなく船中一番大きなママスを釣り上げた人が真の竿頭だと思う。
私に惜しげもなくアドバイスをくれたご常連は、しっかり4キロクラスをキャッチしていた。4キロを超えるママスは、アベレージサイズとは異なる風格があり別物に見えた。
このママスを見て、大型のママスの確率をどうやって上げられるのか、今後探求したいと思わずにいられなかった。
TACKLE DATA/タックルデータ
ROD:IRONFLICK,IFLB-6902ND
REEL:シマノオシアコンクエスト300PG
LINE:AIRBRAID WILDEIGHT VerticalPE PE 0.8号
LEADER:Floro#4
HOOK:IRONHOOK フロントIHSS-1/0 リアIHST-1/0
JIG:SwimRiderShort 100g(UVヘッドピンク、UVカタクチ)
(柳 賢太郎)
IRONFLICK製品情報
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